渓流手帖

赤川

秋田県

栗駒山の北麓に源を発して北へ流れ、東成瀬村の桧山台の上流で北ノ俣沢と合わさって成瀬川になる、成瀬川の源流のもう一方。仁郷沢と小仁郷沢を合わせる。地元の書き手は成瀬川の源流はこの赤川と大仁郷沢で終わっていると書いている。漁業権の条文は成瀬川の頭を北ノ俣沢と定めていて、赤川は漁場の区域として名前が出てこない。合流点から上は第五種共同漁業権の外になる。地質の調査記録は、赤川と北ノ俣沢の合流点より上流では赤川沿いに狭い段丘面が発達しているが、全体としては急峻な谷を形づくっている、と書いている。この川には赤滝がある。江戸後期の菅江真澄が栗駒山へ向かう道すがら立ち寄って「駒形日記」に記した滝で、かたわらの赤滝神社は雨乞いの神として県南の農家の信仰を集めてきた。由来は皆瀬川の能恵姫の伝説につながっていて、姫は農民を渇水と洪水から救うために竜神となって赤滝に住みついたと伝えられる。日照りの年には参拝の列が村の中から延々と続いたという。この赤滝は成瀬ダムの建設予定地の区域内にある。流域には仁郷という営林の集落があったが、いまは廃村になっている。この沢は秋田県の内水面漁場計画のどの免許にも漁場の区域として名前が出てこない。第五種共同漁業権の設定がない区間になるので、遊漁券は要らない。ただし秋田県漁業調整規則の全県一律の規定は効く。イワナは15センチ以下が周年禁止で、15センチを超えるものも9月21日から翌年3月20日まで禁止。ヤマメは15センチ以下が周年禁止、15センチ超が9月1日から翌年3月20日まで禁止。サクラマスは1月1日から3月31日と9月1日から10月31日が禁止になる。漁協の管理する川が4月1日解禁なのに対して、漁業権のない川は県規則の3月21日から竿を出せるのがこの区間の性格になる。サケは水産資源保護法で全国どこでも周年禁止で、遡上する川であっても釣ってよいことにはならない。

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釣行記2

釣り方:
  • 沈む赤滝、赤川 - 赤滝へ昇った能恵姫の悲話
    成瀬ダムを考える会
  • 成瀬川にダムはいらない。秋田 成瀬川の3日間
    e-zabuton.net
    フライ

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