
浅野川
石川県
浅野川は医王山系の順尾山に源を発し、湯涌のあたりで白見谷川や横谷川、河内谷川の流れを合わせ、若松で角間川を受けて金沢の市街を北西へ抜け、大野川と合わさって日本海に注ぐ全長およそ三十二キロメートルの二級河川です。読みは「あさのがわ」。市街を流れるもう一本の犀川が雄々しい「男川」と呼ばれるのに対し、川幅が狭く流れの穏やかな浅野川は「女川」と呼ばれてきました。ひがし茶屋街と主計町の間を抜ける区間が最も知られた姿です。 釣り場としては、上流にダムが一つも無いことがいちばんの性格です。犀川が発電の放水や取水で濁り続けるときでも、浅野川は濁りが取れて平水に戻っていることが多く、地元の書き手は「雨が上がった四日後に犀川がまだ泥濁りで、浅野川は平水から渇水気味だった」という比べ方を何度も書き残しています。市街地から車で二十分ほどで渓流に入れる近さも効いていて、出勤前に竿を出して八寸のヤマメを二本持ち帰る、という釣り方が成り立ちます。 渓らしくなるのは東市瀬・西市瀬から上です。中流域までは川幅が広く岸も平らで、橋のたもとから入れます。上流に進むと大きな岩が目立ち、小さな滝のようになっている場所が現れて、沢登りに近い遡行を強いられる区間が出てきます。草木が茂って道路から降りにくくなり、魚影そのものは濃いとは言えません。それでも大場所を拾いながら一撃離脱を繰り返すと良型が出る川で、二十七センチ級のヤマメや尺に迫るイワナの記録があります。河原の岩盤には川虫が無数に付いていて、棲息環境としては申し分ないと地元の釣り人は見ています。 枝沢は一跨ぎか二跨ぎほどの細さで、車道脇の小渓にも腹と尾びれの黄色い居着きのイワナが残っています。二〇〇八年七月二十八日の局地豪雨はこの水系の上流を直撃し、数年のあいだ魚が消えたと言われましたが、四年ほどで回復が確かめられています。同じ豪雨では市街地でも氾濫が起き、昭和二十八年以来の浸水となりました。流域に地形の適したダムが作れないため、増水時は昭和四十九年に完成した犀川への分水路で水を逃がす仕組みになっています。 支流のうち白見谷川は、湯涌の下手で南から入る沢です。読みは「しらみだにがわ」。河原でのデイキャンプと渓流釣りの記録がありますが、名指しした書き手が一人だけだったので独立したページは作らず、ここに書いています。湯涌温泉の玉泉湖に注ぐ湯の川は、砂防堰堤を四つほど越えるまで魚が見られず、その上から天然のイワナが現れる小沢で、難所が多く中級者向けと評されています。こちらも記録が一人分しか確かめられませんでした。横谷川は坂ヶ谷川とも呼ばれ、河内谷川、角間川と合わせて、いずれも釣りの記録を見つけられていません。 川原で瑪瑙や碧玉が拾えることでも知られ、竿を出しながら縞瑪瑙を拾って帰る人がいます。夏は加賀毛針を使った鮎のドブ釣りの川でもあり、市街地の常盤橋あたりには落ち鮎の季節に人が立ちます。上流では熊が出ます。夏はオロロと呼ばれる吸血性のアブと蜘蛛の巣に悩まされるので、防虫の支度をして入ってください。
管轄漁協:金沢漁業協同組合
釣行記19
令和八年入漁証調達海川山野 漁人







浅野川支流の上流にてデイキャンプ - 山野巡り 〜北陸〜山野巡り 〜北陸〜

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浅野川確認海川山野 漁人
動画1
石川県の渓流フィールド 浅野川上流域 Part-1dragontv2
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