渓流手帖

大門川

新潟県

十日町市馬場戊を流れて信濃川に注ぐ小渓流。延長2.5キロ。名前は近くを流れる観泉院に由来すると考えられている。観泉院は弘治2年(1556年)開創の曹洞宗の寺で、そこから下流はほとんどがコンクリートの川になる。最下流では信濃川から遡ったハヤやオイカワ、マブナが釣れるが、イワナやヤマメは出ない。釣りになるのは観泉院のそばから上。 この川には水源といえる山がない。南雲原という台地のなかの細い谷あいを流れる小川で、水源付近の標高も300メートルに達しない。それでもイワナが生息している。里の渓流ではあるが森林の中を流れるので季節の到来が遅く、初夏でも残雪が残る年がある。川岸が木の杭で護岸されていて、川へ降りる階段まである。 2011年の水害で土砂が広がり川筋が変わったが、新しくできた落ち込みを丹念に探るとイワナの反応はよく、型もよい。流程が長くないので1時間半ほどで納竿になる。夏は草藪に覆われて水面が見えなくなるので、釣りができるのは春から初夏まで。ヤマメも出る。 2024年3月には別の大門川(津南町大井平の灰雨地区を流れる同名の川)で小さなイワナが出ており、この地域には大門川と名のつく川が3本ある。 漁業権は内共第10号で、信濃川とその支川に設定された1つの免許を6つの漁協が分け合っている。十日町市と津南町、小千谷市の一部を受け持つのが中魚沼漁業協同組合(十日町市干溝壬1508、025-763-3012)。組合が管轄河川として挙げているのは清津川、釜川、中津川、飛渡川、七川で、事務所は清津川と信濃川の合流点近くにある。昭和26年に結成された県内でも古い組合で、組合員は最盛期の700余名から225人ほどまで減っている。 遊漁規則の対象魚種はあゆ、こい、ふな、うぐい、うなぎ、かじか、にじます、いわな、やまめの9種。いわな、やまめ、にじますの遊漁期間は3月1日から9月30日まで。全長制限はこい、ふな、うぐい、いわな、やまめが15センチ以下、うなぎが25センチ以下の採捕禁止。漁具は竿釣と投網で、竿の長さにも網目にも制限はない。 遊漁料(税抜)は、やまめ・いわな・にじます・こい・ふな・かじか・うなぎ・うぐいの竿釣が1年6,000円、1日1,000円。あゆを含む全魚種の竿釣は1年10,000円、1日2,000円。こい・ふな・うぐいだけなら1日300円。投網は1日3,900円。小中学生以下は無料、肢体不自由者は半額で、現場で漁場監視員に納めるときは1,000円が加算される。新潟県内水面漁連の県内共通遊漁承認証(年13,200円)でも竿釣ができる。 通年の禁止区域は2か所。JR鹿渡鉄橋下から津南町鹿渡新田甲地先までの600メートルの区間と、十日町市宮中地内のJR東日本宮中堰堤の上流端から上流200メートル、下流端から下流750メートルまでの区間(魚道を含む)で、どちらも信濃川本流にあたる。 十日町市内には馬場と田沢に大門川が、津南町大井平にもう1本の大門川がある。長野県の千曲川水系(依田川支流)、山梨県の釜無川水系(須玉川支流)、静岡県の安倍川水系にも同名の川があるので検索には注意がいる。

管轄漁協:中魚沼漁業協同組合

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釣行記2

釣り方:
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