渓流手帖

普代川

岩手県

岩手県の田野畑村と岩泉町の境にある野辺山(916m)と明神山(809m)の山麓に源を発し、北東へ流れて普代村の中心部を抜け、普代浜で太平洋に注ぐ二級河川。流路は約23km、流域の9割が森林で、水質は環境基準で最も厳しい類型に指定されている。河口には東日本大震災の津波から村を守った高さ15.5mの普代水門があり、少し上流で三陸鉄道と国道45号が川を渡る。国道は普代から田野畑へ向かう途中しばらく川に沿うので、車を停めてすぐ川に下りられる。 河口から2kmも遡ると中流域の渓相になり、数km入っただけで深山の雰囲気に変わる。小さい川だが魚影は濃いとされ、対象はヤマメとイワナ、それに海と行き来するアメマスとサクラマス。秋にはサケが上る川でもあり、村内のふ化場で人工ふ化と放流が続いている(サケを釣ることはできない)。上普代の集落から上流で良型が出るとされ、田野畑村との村境付近のイワナは腹と腹びれが鮮やかな茶褐色をしている。三陸鉄道の橋の下でもヤマメが掛かるが型は小さく、国道沿いを少し上がった集落のあたりで22cmのヤマメが出た記録がある。水量は雨の少ない夏でも股下近くまであり、渡渉は慎重にいる。 この川は海の組合が受け持っている。県内の多くの川で通用する共通の釣り券はここでは使えないので、券は村内で別に求めることになる。2007年の記録では、商店に取扱いの旗や看板は出ておらず、駅の案内所で尋ねても分からず、8月に買った券の通し番号が16番だった。訪れる釣り人の少ない川と言える。 受け持ちの範囲は普代村の中だけで、村境から上流の田野畑村側は外になる。本流の上流半分と、支流の田代川(たしろがわ)、姫松川(ひめまつがわ)がこれに当たるが、この区間で竿を出した記録は見当たらない。普代村内の支流では、河口近くで左岸から合わさる茂市川(もいちがわ)が本流と並ぶ釣り場として村の案内に載っていて、地元の愛好家が案内する映像も残る。ほかに萩牛川(はぎゅうがわ)がある。 2016年の台風10号では本流と茂市川が氾濫して元村地区が浸水した。普代は「ふだい」と読む。支流の田代川は、宮古市田老の田代川とは別の川。

管轄漁協:普代村漁業協同組合

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釣行記2

釣り方:
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