「藤ん花あ見ごろだと、魚もよおけ釣れるでよ」 何年か前ですが、 郡上 前谷川の釣行で、地元のご老体から聞いた言葉です。 寒い初春の川縁で釣りの準備をする小生へのお声掛けからの会話は、 渓流釣りのみならず、早く暖かい季節になってほしい、 そんな願望を込めての言葉だったような・・・ 確かに、そうなんですよね。 ・・・毎年は春の今時分、 シーズン当初は不調続きの小生。 それでも、ある時期からナゼか急に釣れ始めるのです。 釣れたお魚をたも網に取り込んだ視線の先、 気が付けば薄紫のきれいな房花が、 川面近くに咲いています。 今年もまた、そんな季節になりました。 <郡上 吉田川は初のポイントで> 道中、美並の道の駅下流の長良川には、 太い流れの屈曲点でルアーを飛ばす釣り人が2名。 ・・・もうサツキマスの季節でもあります。 それに加えて、 漁協や釣具屋さんの情報では、 今週末は長良川本流が釣れている様子です。 「長良川のめぼしいポイントは千客万来かな」 その裏をかく訳ではないのですが、 今日の行き先は長良川ではなく、吉田川と決めていました。 藤の花を見ながらの釣りは、 太くない流れの支流ならではの楽しみなのです。 でもきっと、吉田川も釣り人が多いでしょう。 明宝の道の駅を過ぎたあたり、 何の気なしに橋を渡った向こう側、 漁協さんが設置した「入川口」の看板が。 若干、目立たない場所での看板、 それに、一見すると、この入川路、 草に覆われ河原への降り口が不明確です。 勘が冴える今日の小生、 これはチャンス・・・決まりです、今日のポイントが。 <それでも厳しい道のりです> 備え付けられたアルミ脚立と、 急斜面の竹藪を潜り抜け降り立った吉田川、 その降りた場所の目の前には、 これ見よがしな大淵が。 目立たない入川口でしたが、それでも河原の砂地には幾つかの足跡が。 その状況を裏付けるかの如く、 ミミズのエサで淵に仕掛けを入れますが、残念ながら手応えは無し。 ・・・今週末の釣行もイヤな予感、 始まったばかりなのに、もうクセですね、 悲しい習性は「ボ」の字が頭をよぎります(笑)。 それでも、 釣りの行方は寂しくも、 日向は川に沿って並ぶ木々の若葉、 薄黄緑の萌える様は、
前谷川
岐阜県
郡上市高鷲町前谷を流れ、矢谷川・塚洞川を介して長良川の最上流部に合わさる川。ひるがの高原の南、大日ヶ岳の裾にあたる。郡上漁協の管内で、長良川本流と組み合わせて半日ずつ回る釣り方がされる。「藤の花が見ごろだと魚もよく釣れる」という地元の言い伝えがこの川の釣行記に残っている。あまご・いわなが対象で全長15cm未満は採捕禁止。
管轄漁協:郡上漁業協同組合
釣行記2
釣り方:
- 藤の花の咲く頃~郡上 吉田川渓流釣行
この川をさかのぼり(SW工房・中部の渓流を毎週)
