渓流手帖

八幡川

宮城県

南三陸町入谷の鏡石に源を発し、志津川の街区を貫いて志津川湾に注ぐ。流路延長8.8キロ、流域面積31.6平方キロで、南三陸町ではいちばん広い流域を持つ川である。五百峠から水界峠、羽沢峠にかけての山を水源とする本流と、弥惣峠から松坂峠、坂の貝峠の水を集める桵葉川が合流する。桵葉川の読みは「たらばがわ」で、入谷の花崗岩の小盆地を貫いて流れ、盆地の出口は崖下の急流になっている。志津川の町なかを流れる区間は江戸時代に町割りが整えられたときに付け替えられたもので、五日町の裏を流れることから町裏川とも呼ばれた。八幡宮の前を流れる川というのが今の名前の由来になっている。河口から六キロほど遡った入谷の鏡石に、県の管理区間の上流端を示す標柱が立っている。対象はヤマメとイワナ。良型のヤマメが確認されていて、上流部にはイワナも棲む。アユは全国的にも珍しくガラ掛けが主流になっている。三陸自動車道の志津川インターチェンジから車で五分と入りやすい。震災のあと長く河川の工事が続いたが、工事が終わって川の生きものも戻ってきている。秋にはサケが遡上し、やなと呼ばれる仕掛けで捕獲して採卵が行われてきた。近年は捕獲数の減少が続き、この事業を担ってきた漁協は二〇二六年六月、組合を解散して民間の団体に移行する方針を組合員に提案した。券の扱いが今後変わる可能性があるので、出かける前に最新の情報を確かめたい。同じ名前の川が広島県の太田川水系にあり、そちらは「やはたがわ」と読む。管内図や遊漁の案内を検索すると広島のものが出てくるので、南三陸か志津川を足して探したい。同じ漁協が管轄する水尻川と入大船沢川、そして桵葉川は、釣りの記録が見つからなかったため器を作っていない。

管轄漁協:志津川淡水漁業協同組合

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釣行記2

  • 八幡川・水尻川(志津川淡水漁協)釣り場情報
    FISHPASS
  • 南三陸町八幡川 サケの捕獲始まる
    三陸新報

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