渓流手帖

羽黒川

新潟県

ドンデン高原の大滝山(786メートル)を水源に持ち、羽黒から吉住の集落を経て両津湾にそそぐ川。長さは2,500メートル。中流の南側にある羽黒山(別名 五月雨山)の中腹に羽黒神社がある。吉住なのに漁港名が羽吉なのは、明治に羽黒村と吉住村が合併して羽吉村になったため。 流域にたくさんの田んぼと複数の集落があるのに堰堤が一つも無い、佐渡では珍しい川である。その代わり河口から2キロにわたって三面護岸が続き、河口付近には両津火力発電所がある。県道から見る限りとても岩魚がいるようには見えないが、2025年3月の調査で、三面護岸が終わる地点から釣り始めて10分で岩魚が出た。三面護岸の川にも岩魚がいることは新たな発見だったと書き手は書いている。 ただし数は多くない。標高60メートル地点でもまだ海抜が低く、渓相も水量も乏しい。本流に大きな滝は無いが、標高70メートル付近で右岸から出合う枝沢に落差10メートルの滝があり、もう1本の枝沢は大雨のあとなら3段15メートルになると見られている。雪解け水の流れる春先だけの滝かもしれない。 入渓は駒坂から羽黒方面に進み、羽吉の大桑の先から川に下りる狭い道を通って農道の終点まで。農道終点から杉の植林地を300メートルほど進むと三面護岸が終わる。 この川に漁業協同組合は無く、第五種共同漁業権も設定されていない。新潟県の内水面漁場計画で佐渡島に置かれている漁業権は内共第22号の羽茂川ただ一つで、加茂湖と両津湾に注ぐ川はどれもその外にある。したがって遊漁券は要らない。2018年2月23日に国府川漁業協同組合が解散して以降、佐渡の内水面漁協は羽茂川の一つだけになった。 ただし管理する母体が無くても新潟県内水面漁業調整規則は県内のどの川にもかかる。いわなとやまめは10月1日から2月末日までが禁漁で、解禁は3月1日。全長15センチ以下は通年で採捕できない。放流をする組織が無いので、釣れる魚はすべて自然に再生産されたものである。数が限られているので、持ち帰る数は自分で決めるほかない。

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釣行記3

釣り方:
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