
花貫川
茨城県
高萩市の西部の山地に源を発し、花貫ダムを経て高萩の市街地を抜けて太平洋に注ぐ、長さ20キロほどの二級河川。上流の花貫渓谷は汐見滝吊り橋と紅葉で知られる観光地で、秋には人が集まる。大北川とは別の水系だが、源流部の山域が続いていて、高萩市の渓流として一緒に語られることが多いのでこの水系のページに入れている。 この川の性格を決めているのは、漁業協同組合が無いという一点になる。茨城県の内水面漁場計画に載る16件の第5種共同漁業権のどこにも花貫川は出てこない。つまり遊漁券が要らず、漁協による放流も行われない。県の内水面漁業調整規則だけが効く川になる。実際に竿を出した人が「北関東でネイティブトラウトフィッシングが遊漁料なし、漁業権の設定なし、放流なしで遊べる。こんな河川はなかなか無い」と書いている。魚道のデータベースには、この川の対象魚としてアユ・イワナ・ヤマメが記録されている。 釣り場としては、上流の小滝沢キャンプ場のあたりが起点になる。無料で予約も要らないキャンプ場で、駐車場からそのまま渓に入れる。汐見滝吊り橋の下でも竿が出せて、二日通ってヤマメを釣った記録がある。渓谷の一部は崩落が進んでいて近寄れない場所もある。5月には茨城県でもっとも美しいとされる藤の花が斜面を覆う。 もうひとつ知っておきたいのが、市民団体による期間限定のヤマメ釣りになる。高萩市の「花貫川清流の里づくり会」が川沿いにヤマメの養殖場を整備し、2016年から毎年6月上旬に9日間だけ、市内秋山の慈眼寺橋の周辺でヤマメ釣りを開いている。期間中有効の釣り券は2,000円で市内の飲食店と市観光協会が売り、ヤマメを1匹300円で買うこともできる。漁協が無い川で、地元の団体が自分たちで釣り場を作っているという形になる。同じ団体はサケの稚魚放流やヤマメのつかみ取りも続けている。 市内には高萩ふれあいの里フィッシングエリアという管理釣り場があり、こちらは川の釣りとは別物になる。紅葉の時期の渓谷は観光客で混み合うので、釣りに行くなら時期を外したい。 同じ字を書く川は他県に無いが、読みは「はなぬきがわ」で、「はなつら」などと読み違えられることがある。
釣行記3

茨城県の二つの渓谷へドライブ(^^ゞイカサマFの釣り日記

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