
聖湖
広島県
北広島町芸北、八幡高原の東端にある人造湖。柴木川の最上流部を中国電力の樽床ダム(昭和32年完成、堤高42メートル)がせき止めてできた発電用の貯水池で、三段峡のいちばん奥にあたる。標高はおよそ800メートル、総貯水容量は約2,060万立方メートル。三段峡を流れる水の量はこのダムの放流が決めている。 この湖のいちばんの対象魚は、アマゴが湖に下って大きくなった降湖型のサツキマスで、地元では「聖鱒(ひじります)」と呼ばれる。平均は30センチから40センチ、大きいものは40センチを超える。銀色に輝く体に朱点が散るのが特徴で、めったに釣れないことから「幻の聖鱒」とも言われる。 餌になっているのは5センチから6センチのワカサギ。このワカサギは1959年に始まった湖への還元放流が自然繁殖したもので、流れ込みにワカサギが群れているかどうかがその日の釣果を大きく分ける。狙うのは岬の先と、急に深くなる掛け上がりの縁。満水の時期は足場が少なく、減水すると岸から広く探れるようになる。 湖には地元の漁協が設立された1958年ごろ、広島県の淡水支場から譲り受けたヒメマスを放った記録も残っているが、これはのちに絶えたとみられる。いまはブラックバス、コイ、ヘラブナも多い。2020年からは漁協が「聖鱒プロジェクト」と名づけた催しを毎年冬に開き、釣り人の手でアマゴを放流し、ごみを拾い、釣りによる外来魚の調査を行っている。 周囲は広島県でも有数の豪雪地帯で、4月に入っても山中に残雪があることがある。湖畔には無料のキャンプ場があり、車中泊で通う釣り人もいる。 読みは「ひじりこ」。長野県麻績村にも同じ名前の聖湖があるので、検索では県名か樽床ダムを添えたほうが早い。
管轄漁協:八幡川漁業協同組合
釣行記32
動画4
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聖鱒 2026.0412koinobori fishing ch.
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