渓流手帖

板貝川

新潟県

笹川流れの板貝集落で日本海にそそぐ小渓流。二級河川の指定区間は1,400メートル。上流端はシラノ沢との合流点にある。河口には板貝海水浴場があり、国道345号が集落を通る。 集落から笹川流れトレッキングコースが板貝峠を越えて笹川集落へ抜けているので、峠道から流域の地形が見える。 よみは新潟県の二級河川台帳が「いたかい」としている。集落名の板貝は日本郵便の郵便番号データでは「いたがい」で、河川名辞典も「いたがいがわ」を採る。地元で聞くときはどちらでも通じる。 この川に漁業協同組合は無く、第五種共同漁業権も設定されていない。新潟県の内水面漁場計画で村上市に置かれている漁業権は内共第1号の大川、内共第2号の勝木川、内共第3号の三面川の3本だけで、海府の海岸に直接そそぐ小渓流はそのどれにも入っていない。したがって遊漁券は不要で、遊漁規則による解禁日や全長制限も無い。ただし新潟県内水面漁業調整規則は県内のどの川にもかかるので、水産動植物の採捕方法の制限はここでも守る必要がある。 放流をする組織が無いということは、ここで釣れる魚は自然に再生産された魚だという意味でもある。新潟県渓流協議会は1989年の記録で、この一帯をイワナが混生しないヤマメ単独の河川群で、河口から最源流までヤマメが生息すると書いている。管理する者がいない川なので、持ち帰る数は自分で決めるほかない。

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