
蟹田川
青森県
津軽半島の背骨にあたる津軽山地から流れ出て、半島を南東へ下り、外ヶ浜町の蟹田で陸奥湾に注ぐ川。流路はおよそ16キロで、高石股沢、清水股沢、南股川、砂川沢、藤ヶ股沢など10本を超える支流が枝を広げる。中流の大平には、1万5千年以上前の土器が出た大平山元遺跡(世界遺産「北海道・北東北の縄文遺跡群」のひとつ)があり、石器の材料になる石がこの川の近くで採れたという。河口では春にシロウオが上り、昔ながらの梁で獲る漁が「しろうお祭り」とともに町の春の風物詩になっている。 釣り人のあいだでは、海から上るアメマスの川として知られる。中流から下流は砂底が多く、流れはゆったりとして起伏が少ない。初めて見た人は「ここでイワナを釣るのか」と考え込むほどだが、あらためて歩くと意外にポイントが多いという。春先には下流や中流の流れ込みや橋の下で25〜35センチのアメマスがスプーンに出た記録があり、上流へ移ると28センチ前後のイワナと小型のヤマメが混じる。初夏には50〜60センチのサクラマスも上ってくる。ヤマメとイワナは本流よりも支流のほうが魚影が濃いといわれ、本流と高石股沢の合流点から沢へ入る人もいる。毎年6月には地元の保育園児や小学生がヤマメとイワナの稚魚を放す。夏はアユの川になり、ルアーでアユを狙う釣りもできる。 津軽半島は雪が少なく、ほかの津軽の川が雪代で増水する4月に、弘前や青森市から遠征して竿を出す人が多い。古くは1999年に、地元の名人の案内で支流に入り、25センチまでのイワナを二人で46匹釣った記録が残る。2022年夏の豪雨で川のあちこちの姿が変わり、深みが埋まって浅い瀬が増えた区間があるが、その後の工事で少しずつ戻りつつあるという。大雨のあとは本流が強く濁りやすい。 隣の瀬辺地川、広瀬川、蓬田川、阿弥陀川といった蓬田村までの短い川にもイワナやヤマメがいて、川名を伏せた釣行記が見られるが、名前を出した記録はほとんど見当たらない。静岡県袋井市の太田川水系にも同じ名前の蟹田川があり、また検索では蟹田漁港の海釣りの話が多く出てくるので、調べるときは外ヶ浜や津軽半島を添えるとよい。
管轄漁協:蟹田川漁業協同組合
釣行記8







蟹田川の渓流釣りBIA釣り日誌
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