渓流手帖

北小浦川

新潟県

北小浦の集落を流れる小さな川。地形図に川の名前は載っていないが、書き手は北小浦川で合っているだろうとしている。 県道から見る限り調査の対象になるような川には見えない。それでも隣を流れる釜川に岩魚がいたことから、2025年3月に入ってみたのがこの川の唯一の記録である。 堰堤だらけである。市道海府幹線4号線を少し上った所から川に下りると、すぐ堰堤が現れ、その上にも2つ続く。平成29年、平成30年、令和元年に作られた新しいもので、令和元年度の離島水源の里緊急整備事業とある。林道の下流側にも目視で5つの堰堤がある。 3番目の堰堤を越えて釣り始め、100メートル進んでもアタリが無く諦めかけた所で1匹目が掛かった。その後、落差3メートルの滝の滝壺で31センチの尺岩魚が出て、滝の上でも岩魚が確認された。こんな小さな川にも岩魚が生息し自然繁殖していることが、この調査でいちばんの発見だった。春先にしか入れないような藪沢である。 川沿いに水道用の塩ビ管の残骸が続いている。かつてはこの川から水道水を引いていたのかもしれない。林道の入口から堰堤まで5分、3メートル滝まで40分ほど。 黒姫川より北の川は、県の二級河川台帳に一本も載っていない。書き手が新潟県の河川管理課に理由を聞いたところ「河川法で管理する川ではなかっただけで特別な理由はない」という答えだったという。台帳に無いことと、魚がいないことは関係がない。 この川に漁業協同組合は無く、第五種共同漁業権も設定されていない。新潟県の内水面漁場計画で佐渡島に置かれている漁業権は内共第22号の羽茂川ただ一つで、内海府の川はすべてその外にある。したがって遊漁券は要らない。2018年2月23日に国府川漁業協同組合が解散して以降、佐渡の内水面漁協は羽茂川の一つだけになった。 ただし管理する母体が無くても新潟県内水面漁業調整規則は県内のどの川にもかかる。いわなとやまめは10月1日から2月末日までが禁漁で、解禁は3月1日。全長15センチ以下は通年で採捕できない。放流をする組織が無いので、釣れる魚はすべて自然に再生産されたものである。数が限られているので、持ち帰る数は自分で決めるほかない。

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釣行記4

釣り方:
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