渓流手帖

北ノ又川

新潟県

越後駒ヶ岳と中ノ岳の北面を集めて銀山平を流れ、奥只見湖の最も奥まった入り江に注ぐ、この水系の主役の川。銀山平の集落と宿はこの川沿いにあり、湖に向かう釣り人も源流をめざす釣り人もここを起点にする。 この川で最初に知っておくべきことは、石抱橋の直上流に張られたロープから上流が通年禁漁だということである。新潟県漁業調整規則第34条にもとづく保護水面区域で、魚だけでなく一切の水産動植物の採捕が禁じられている。昭和51年に蛇子沢橋より上流を3年間の期限つきで禁漁にしたのが始まりで、延長を重ねたのち昭和56年に現在の永年禁漁区になった。当時、民間の団体が発起して永年の禁漁区が設けられたのは全国で初めてのことだった。釣りができるのは石抱橋から下流、湖に落ちるまでの区間になる。 秋になると銀山湖から大イワナとサクラマス化した大型のヤマメが産卵のために遡上する。奥只見の魚を育てる会は昭和53年から30回以上フィッシュウォッチングを開いていて、その定番の観察地点が「宮ノ淵」である。宮ノ淵の上端は白沢と北ノ又川の合流点で、遡上魚がどちらへ入るかを決める分岐点になっている。産卵相手を探す場、あるいは増水待ちの休息地として、遡上魚が一時とどまる重要な淵とされてきた。 禁漁区の上流部は沢登りの領域で、シッカイ沢・シッカイ倉沢から先はゴルジュとナメが連続する。越後三山の裏側を穿つ美渓として全国の山岳会が通い、滝ハナ沢・芝沢・蛇子沢・大ビラヤス沢・坂倉沢といった支流の遡行記録が数多く残っている。 漁業権は魚沼漁業協同組合の内共第11号。いわな・やまめ・にじますは4月21日午前7時から9月30日まで、15センチ以下は採捕禁止、竿は1人3本まで。遊漁料は銀山地区専用のD券で年4,800円・日釣り1,050円、漁場監視員に納めるときは525円が加算される。未就学の幼児と小中学生は無料、肢体不自由者は半額。魚沼漁協の管内では女性が半額になるが、銀山地区だけはその対象から外れている。新潟県内共通遊漁承認証(13,200円)でも釣りができる。 奥只見湖は平成28年1月1日からキャッチアンドリリース区域になっていて、いわな・やまめ・にじますの持ち帰りは1人1日合計5尾まで、超えた分はその場で放さなければならない。対象は湖の区域で、流れ込む沢の側は橋や送電線鉄塔で境が切ってある。北ノ又川は石抱橋、中ノ岐川は雨池橋、恋ノ岐川は電源開発の只見幹線鉄塔No.68とNo.69を結んだ線、只見川本流は小白沢橋、仕入沢は同じ只見幹線の鉄塔No.55とNo.56を結んだ線が、それぞれ下流側の区切りになる。 岩手県八幡平にも同じ名前の北ノ又川があり、検索では上位に混ざる。奥只見か銀山平を足すこと。

管轄漁協:魚沼漁業協同組合

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支流・沢9

釣行記162

釣り方:

動画11

支流の動画3

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