
小俣川
新潟県
大川の北側の支流で、この水系でもっとも長い川である。二級河川の指定区間は16,045メートルで、上流端は雷地内の砂防止堰堤。新潟県と山形県の県境にある日本国(555メートル)の山裾を流れる。 川の名は「こまたがわ」だが、流域の小俣集落は「おまた」と読む。県の二級河川台帳もweblioの河川名辞典もそろって川のほうを「こまた」としている。 小俣集落は出羽街道の宿場町だった小俣宿で、出羽三山への参拝者が行き交い、松尾芭蕉が奥の細道の旅で通った道でもある。戊辰戦争で集落のほとんどが焼き払われたが、その跡に再建された家々の町並みが今も残る。村上藩の口留番所跡があり、日本国の登山口にもなっている。 下流域は集落があるにもかかわらず堰堤が無く、稲田の中を流れる典型的な里川である。中流の大代から雷にかけても堰堤は無い。 2002年6月に入った釣り人は、山熊田から雷集落を越えて小俣川に入り、入渓してすぐイワナを掛けている。小さい川だが魚の数は本当に多く、ほとんどが新子で、何匹リリースしたか分からないほど釣れたと書いている。ちょっとしたポイントから23センチのヤマメが出て、フッキングすると3回ジャンプして走った。川の周りではミズナがいくらでも採れた。 雪代混じりの5月の連休ごろは水が多すぎて釣りにならないが、落ち込みの場所は雪代が消えた盛期には釣れそうな好ポイントだと別の釣り人が書き残している。 岩石集落から道なりに1.6キロほど進むと道路沿いに岩石清水がある。湧出地点の木製の桝は戦前の馬車の休憩所だった頃の名残で、以前は馬が水を飲みやすいように丸い桶が置かれていたという。 雷地内の砂防堤より上流の小俣川は通年禁漁である。 同名の罠が重い。山梨県の葛野川水系と長野県の王滝川支流にも小俣川があり、川名だけで検索するとそちらの記録で埋まる。
管轄漁協:大川漁業協同組合
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