渓流手帖

古佐井川

青森県

佐井漁港の北側で津軽海峡に注ぐ二級河川。大佐井川とは河口が三百メートルほどしか離れていないが、合わさることなくそれぞれ海に出る別の水系である。川沿いを県道284号のあすなろラインが遡っていて、この道は佐井と薬研温泉・大畑を結ぶ近道にあたるため、狭い未舗装路のわりに車の往来が多い。支流に焼山沢、小太郎沢、橋掛沢、太右衛門沢、狐沢があり、それぞれに同じ名の林道が入る。 川と名が付いてはいるが規模は沢に近い。せり出した枝に隠れて川面は見えにくく、水はきれいに澄んでいる。釣りの対象はイワナとヤマメで、中上流部で水量のあるあたりを拾って釣る形になる。二〇一三年の五月には小型のヤマメばかりで、入渓跡が多く残っていたという記録がある。道が川沿いを走って入りやすいぶん、先行者と出会いやすい川でもある。 支流の橋掛沢は、深山の細い沢筋にまで堰堤が設けられていて、その上流に渓流魚はいないと書かれている。小太郎沢の流れを見た人は、ヤマメの魚影でも見かけそうな雰囲気だと記している。 下北半島の往年のアユ・ヤマメ・イワナ釣りを書いた伊東阿佐男の『鮎の川』(昭和三十四年から三十六年にかけての発表)には、大畑川・川内川・男川・易国間川と並んでこの川が出てくる。古くから釣り場として知られていた川である。 この川にも川を受け持つ組合がない。遊漁券は要らないが、県の漁業調整規則による禁止期間や大きさの制限はほかの川と同じようにかかる。サケは川では一年中とることができない。 読みは「こさいがわ」。国の河川コード台帳だけが「コザイガワ」と濁るが、県の洪水浸水想定区域図も国土交通省の観測所一覧も、字名の「古佐井川目(こさいかわめ)」も濁らない。北隣の原田川と、河口近くで合わさる黒岩沢には釣りの記録が見あたらない。なお佐井村には黒岩沢が二本あり、もう一本は大佐井川の支流である。

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釣行記2

釣り方:
  • 小太郎沢林道(古佐井川支流・佐井村/林道探索の書 AO-065)
    林道探索の書

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