渓流手帖

黒姫川

新潟県

黒姫の戴山(たいざん)を水源に持ち、黒姫の集落を経て両津湾にそそぐ川。長さは1,920メートル。加茂村誌に「黒姫の地名は戴山から発する黒姫川に由来する」とあるが、歌見戴山や平松戴山は地形図に載っているのに黒姫の戴山は載っていない。 同名の黒姫川が柏崎市(鯖石川水系)にもある。釣行記を読むときは場所の確認が要る。 黒姫集落から川沿いの林道を1.5キロ進んだ空地に車を止めて入渓する。その先で川は二俣に分かれ、二級河川の起点は右俣にある。右俣は巨岩の多い鬱蒼とした沢で、上流に田んぼがあるためか透明度は低い。入渓しやすいぶん魚がスレていて、エサに飛び出してくるのに針掛かりしないことが多い。300メートル進むと堰堤があり、その上で左岸から出合う小さな沢が種沢になっている。この小沢で32センチが出た。堰堤から100メートル先の2段の滝は越えられず、右岸のガレ沢を標高差50メートル直登すると10分で林道に出る。 左俣は右俣より透明度が高いが、渇水期は水量が少ない。魚止めの滝には大物が潜むという。2024年6月には堰堤で33センチが出ている。 黒姫越えは外海府の岩谷口から内海府の黒姫へ抜ける峠道で、現在は市道黒姫3号線として整備され車も通れる。海岸線から5キロほど上がると林道内海府線にぶつかり、そこから3キロで峠に達する。峠には新潟大学の演習林に続く林道があるが、外来植物の持ち込みを防ぐためゲートで閉じられている。黒姫川沿いの区間は舗装されているが、ガードレールが無く日陰は苔でスリップしやすい。大倉越えや石名越えなど外海府から内海府へ抜ける峠道の多くは外海府側の集落名が付くので、内海府側の名前が付く黒姫越えは珍しいのだという。 この川に漁業協同組合は無く、第五種共同漁業権も設定されていない。新潟県の内水面漁場計画で佐渡島に置かれている漁業権は内共第22号の羽茂川ただ一つで、内海府の川はすべてその外にある。したがって遊漁券は要らない。2018年2月23日に国府川漁業協同組合が解散して以降、佐渡の内水面漁協は羽茂川の一つだけになった。 ただし管理する母体が無くても新潟県内水面漁業調整規則は県内のどの川にもかかる。いわなとやまめは10月1日から2月末日までが禁漁で、解禁は3月1日。全長15センチ以下は通年で採捕できない。放流をする組織が無いので、釣れる魚はすべて自然に再生産されたものである。数が限られているので、持ち帰る数は自分で決めるほかない。

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釣行記7

釣り方:
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