
葛葉川
神奈川県
丹沢の三ノ塔の南斜面に発し、秦野市菩提から曽屋へ下り、落合で金目川に合流する支流。市街地のただなかに深い峡谷を刻んでいるのがこの川の特徴で、九沢橋から葛葉大橋までのおよそ2キロが「くずは渓谷」と呼ばれる。国道246号の新九沢橋がその上をまたぐ。崖が険しくて川に並行する道が無く、開発を免れた結果として緑地が残った。行政上は葛葉緑地、葛葉川ふるさと峡谷とも呼ばれ、渓谷に降りると秦野市街の真ん中とは思えない渓相になる。上流の菩提には名水の葛葉の泉があり、その脇に滝の沢が入って不動の滝がかかる。葛葉川本谷は沢登りの入門コースとして知られる。 この川はヤマメが放流されている。秦野市の職員とOBでつくるサークル「景釣会」が、葛葉の泉広場の付近で毎年ヤマメの稚魚を放流していて、2018年で32回目、つまり1987年から続いている。地元の自治会や福祉施設の利用者も参加する行事になっている。放流の量は年200尾から400尾ほど。 ただし放流があることと釣れることは別で、この川で竿を出した記録は多くない。フライロッドを持って渓谷から釣り上がった書き手は、下流側は東北の森の中の川のようだったのに、上流に向かうと自動車教習所の脇で三面護岸のどぶ川に変わり、ヤマメどころではなくなったと書いている。かなめネットの水質調査も、秦野自動車教習所付近の工場密集地からこの川の汚れがひどくなると報告している。渓谷の区間を遡行した別の書き手も魚影は見当たらなかったと書く。今のところ確実な釣りはカワムツとオイカワの小物釣りで、ウグイが混じる。 漁業協同組合は無く、遊漁券は要らない。効くのは神奈川県の内水面漁業調整規則だけで、やまめといわなは10月15日から翌年2月末日まで採捕が禁止され、全長12センチ以下は持ち帰れない。渓谷の区間は崖に囲まれていて、増水すると逃げ場が無い。堰堤を越えられずに引き返した記録もあるので、入るなら渇水期を選びたい。
釣行記3
ヤマメの稚魚放流、32回目に 景釣会が地元と協力し葛葉川で実施タウンニュース 秦野版

取り戻せ、きれいな川 ヤマメの稚魚約400匹を放流タウンニュース 秦野版
動画2
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