渓流手帖

前川

新潟県

柏崎市鯨波を流れ、県道73号鯨波宮川線に沿って鯨波海岸に注ぐ二級河川。長さは4,700m。サケがのぼる川だが、谷根川のような観察施設はない。水源となる山は高くなく冬の積雪も少ないため、春の雪代に悩まされることがなく、内陸の渓流がまだ雪に閉ざされている時期から竿を出せる。海沿いの小渓流ならではの利点で、解禁直後の釣り場として通う人がいる。国道8号が前川をまたぐ橋のたもとに広く駐車に適した広場がある。下流域は浅瀬でポイントらしい所がなく、住宅地の中を流れるので釣りづらい。串白橋のあたりから魚信が出はじめ、県道73号がかかるあたりからコンクリートの護岸がなくなって渓流らしい相になる。倒木のある淵で20cmのヤマメが出た記録がある。中流域で川は二つに分かれ、川内区内を流れるほうが本流。地元が放流を行っているとみられ良型のヤマメがいるが、ヤマメの地域個体群の保護が行われているという情報もあり、大事に扱いたい川。上流には1938年完成の川内ダムがあり、これは柏崎の水道専用ダム三つのうち最初のもの。ダム湖は釣り禁止の掲示がある。ダム湖に注ぐ流れは二つあり、どちらも名称が分かっていない。右側の流れは両岸から岩壁が迫り、魚止めとみられる滝の下で腹の赤い天然らしいイワナが出ている。もう一方は湖沿いの遊歩道からたどれるが平瀬が多い。鯨波林道からも川内ダムへ道が続いているが、途中から藪に埋没している。新潟県内には名立川の支流、刈谷田川水系、早川水系にも前川があるので混同しないこと。

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釣行記8

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