
松前川
岩手県
下閉伊郡田野畑村の室場(むろば)の高原から東へ下り、島越(しまのこし)の集落の真ん中を抜けて島越漁港のわきで太平洋に注ぐ川。流れの長さは10キロに足りない。地元では松前沢とも呼ぶ。河口の近くに三陸鉄道の島越駅があり、北山崎の断崖を回る観光船もこの港から出る。 中流は海岸段丘を深く刻んだ谷で、国道45号の思惟大橋(しいのおおはし)が谷底から120メートルの高さで川をまたぐ。昔、村へ来る役人や教師が、手前の槙木沢の坂で引き返そうか思案し、その先のさらに深い松前沢の谷で職を投げ出して帰ったという言い伝えがあり、橋のかかる坂は辞職坂と呼ばれる。 対象はヤマメ。1990年に関西の釣り人が初夏に田老から山道を回って上流から下り、中型のヤマメを釣っている。当時は上流にギンザケとヤマメの養殖池があった。秋には河口から2キロほどのあいだに50センチほどのサケが何匹も上ってくる。このころは田野畑村の組合が河口から一斗橋(約2.5キロ上流)までを禁漁にしており、2009年ごろの県の遊漁の手引きでも全県で使える共通の券では釣れない川に挙がっていた。 今はこの川に組合の漁業権は無く、券を買う先も無い。それでも釣ってよい時期と大きさには県の規則がそのまま及び、サケは周年とってはいけない。河口のまわりは漁港で、サケの遡上期は網や仕掛けが入る。クマの出る山なので、鈴などの用意をしておきたい。 読みは「まつまえがわ」。北海道の松前町と同じ字なので、探すときは田野畑や島越と入れると早い。
釣行記1
釣り方:
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