
南又谷
富山県
毛勝三山の西面に源を発し、北西に下って片貝川の最上部で東又谷と合わさる谷。片貝川の本流筋にあたる流れで、流域のなかでもとりわけ美しい渓として知られる。滝やゴルジュがあるわけではないが、白い花崗岩とエメラルドグリーンの淵が独特の渓相をつくっている。魚津の市街から車で三十分ほどで入れる場所にこの景色があるのが、この谷のいちばんの価値だと地元の人は言う。 魚はほぼ百パーセントがイワナである。白い花崗岩を映して魚体も白く、美形だと書かれてきた。川虫がほとんど期待できないので、餌釣りで入るなら餌を持ち込むことになる。雪代の時期は渡渉が難しく、残雪が林道をふさいで車が入れない年もある。春の遅い時期から初夏にかけてが入りやすい。 谷沿いの林道を進むと、岩を抱え込むように育った洞杉の巨木群がある。立山杉と同じ系統のスギとみられ、株立ちの幹周の合計が30メートルを超えるものもある。空洞があるため樹齢は正確に測れないが、五百年以上と推定されている。洞杉が観光名所になってからは観光バスまで入るようになり、かつては釣り人と山菜採りだけの谷だったと長く通う人は振り返る。洞杉駐車場が入渓と遡行の起点になっている。洞杉と蛇石へ向かう道は冬季に閉まり、年によって解除の時期が変わる。 支流の谷には土倉谷、坂様谷、小沢久塚谷、釜谷、宗次郎谷がある。どれも沢登りの対象で、土倉谷は標高950メートルあたりの連瀑を除けば気軽に歩ける谷、坂様谷は川床が浅く半日で終わる谷とされる。小沢久塚谷は毛勝三山の西面で最大の滝があると古い案内書に書かれているが、近年入った人は滝を確認できず、谷のほとんどが伏流していたと報告している。花崗岩に保水性が無いため水が消えやすいのがこの一帯の特徴である。釜谷は南又谷の取水口から入り、六月でも雪渓が残る。これらの谷に釣りの記録はほとんど見当たらない。 この区間に遊漁券を納める先は無いが、県の漁業調整規則は漁業権の有無にかかわらず県内の全河川に及ぶので、採捕してよい時期や大きさの決まりは県の最新の案内で確かめておきたい。 名前の注意。坂様谷は「サカサマ谷」と読むことが地元の店で確かめられている。新潟県糸魚川市の能生川水系には南又川があり、全国に南又という地名も多いので、片貝川や洞杉を足して探すとよい。
釣行記17






片貝川(南又谷)の美しさ!を記録しながら下流へ!どこでも参上 魚津の蜃気楼と風景
- 片貝川 坂様谷右俣
富山起点!楽しい山登り
- 片貝川 南又谷支流 小沢久塚谷
富山起点!楽しい山登り
- 片貝川 南又谷支流 土倉谷
富山起点!楽しい山登り
- 片貝川上流へ、新緑を見に行く!残雪にエメラルドグリーンの片貝川!
どこでも参上 魚津の蜃気楼と風景




片貝川流域・釜谷(沢登り) - toyama-rouzan's blogtoyama-rouzan's blog
南又谷 釜谷(片貝川支流・沢登り)ジャンダルム山岳会
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