渓流手帖

水沢川

新潟県

十日町市馬場甲を流れて信濃川に注ぐ小渓流。延長2キロ。芋沢との境を流れる。国道117号から見えるのは自然な流れだが、やはり小川である。 信濃川出合から国道までは100メートルあるかないか。適度な落差はあるが反応は少なく、それでも体型のよいヤマメが出る。国道117号を越えて釣り上がると小イワナが混じるようになる。JR飯山線のあたりは高い樹に覆われた薄暗い空間で、やがて田園の中の開けた流れになる。あぜ道が川沿いに続いて釣りやすい。 もともと魚の多い川ではなく、15センチ前後の小イワナが普通のところだが、先行者がいないと様相が変わる。何でもない流れ込みのワキのタルミで尺物が出た日があり、その後も20センチ、24センチが続けて釣れている。流れが森に入っていくと魚信は減り、イワナも小型化して平坦な流れになる。 隣の芋沢には地図に青線すら描かれていない無名の小川が流れていて、そこにもイワナがいる。信濃川出合から崖を滝になって落ちる小川で、農道に出るあたりから釣れ出し、20センチから23センチの黒いイワナが出る。上流の貯水池ではイワナのライズが見られる。芋沢へは芋沢集落から上るルートと当間高原リゾートから下るルートがある。名前が確定していないため、この川の器はつくっていない。 漁業権は内共第10号で、信濃川とその支川に設定された1つの免許を6つの漁協が分け合っている。十日町市と津南町、小千谷市の一部を受け持つのが中魚沼漁業協同組合(十日町市干溝壬1508、025-763-3012)。組合が管轄河川として挙げているのは清津川、釜川、中津川、飛渡川、七川で、事務所は清津川と信濃川の合流点近くにある。昭和26年に結成された県内でも古い組合で、組合員は最盛期の700余名から225人ほどまで減っている。 遊漁規則の対象魚種はあゆ、こい、ふな、うぐい、うなぎ、かじか、にじます、いわな、やまめの9種。いわな、やまめ、にじますの遊漁期間は3月1日から9月30日まで。全長制限はこい、ふな、うぐい、いわな、やまめが15センチ以下、うなぎが25センチ以下の採捕禁止。漁具は竿釣と投網で、竿の長さにも網目にも制限はない。 遊漁料(税抜)は、やまめ・いわな・にじます・こい・ふな・かじか・うなぎ・うぐいの竿釣が1年6,000円、1日1,000円。あゆを含む全魚種の竿釣は1年10,000円、1日2,000円。こい・ふな・うぐいだけなら1日300円。投網は1日3,900円。小中学生以下は無料、肢体不自由者は半額で、現場で漁場監視員に納めるときは1,000円が加算される。新潟県内水面漁連の県内共通遊漁承認証(年13,200円)でも竿釣ができる。 通年の禁止区域は2か所。JR鹿渡鉄橋下から津南町鹿渡新田甲地先までの600メートルの区間と、十日町市宮中地内のJR東日本宮中堰堤の上流端から上流200メートル、下流端から下流750メートルまでの区間(魚道を含む)で、どちらも信濃川本流にあたる。 神奈川県の相模川水系(中津川支流)と秋田県にも水沢川があり、検索結果には混ざりやすい。

管轄漁協:中魚沼漁業協同組合

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