渓流手帖

長江川

新潟県

金北山(1,172メートル)の北斜面を水源に持ち、長江の集落を抜けて加茂湖にそそぐ川。長さは4,050メートル。加茂湖に注ぐ二級河川は長江川・外城川・貝喰川・天王川の4水系6河川で、そのうち渓流釣りの記録が積み上がっているのはこの長江川だけである。 両津の市街から近く、川沿いに廃林道が通っているので入渓は楽な部類に入る。その分だけ入渓者が多く場荒れ感はあるが、金北山を水源に持つだけあって水量が豊富で、20センチ前後の岩魚がよく釣れ、たまに尺(30センチ超)も出る。2026年5月には魚止めの滝の浅い滝壺で32センチが出ている。小型・中型・良型が揃って釣れるので世代交代がうまくいっている川で、書き手は「余程のことがない限り絶滅危惧河川にはならないだろう」と書いている。 入渓は栩平(とちびら)二号橋に車を止め、川沿いの廃林道を突き当りまで歩くのが定番。かつて左岸から右岸に橋が架かっていた場所から川に下りる。ゴールデンウィークを過ぎるとイタドリやミヤマイラクサの藪で林道がどこか分からなくなるので、雪解けが済んだ3月下旬から5月上旬がいちばん入りやすい。林道は倒木で通れないことがあり、その場合は国仲北線に車を置いて歩くことになる。 標高326メートルで左岸から右沢が出合うが、藪だらけの細流で遡行の対象にはならない。標高430メートル付近で出合う左沢は緩やかで難所がなく、詰めると金北山登山道の水場である祓川に出る。書き手はこの沢を祓川と呼んでもよいのではないかと書いている(国府川水系の小倉川支流にも払川があるので混同しないこと)。標高500メートル付近にある2段5メートルの滝が魚止めで、その上流ではアタリがない。 川沿いにはワサビが自生していて、3月のものは茎が柔らかい。書き手が毎年この時期に長江川へ通うのは、釣りよりワサビが目的だという。 この川に漁業協同組合は無く、第五種共同漁業権も設定されていない。新潟県の内水面漁場計画で佐渡島に置かれている漁業権は内共第22号の羽茂川ただ一つで、加茂湖と両津湾に注ぐ川はどれもその外にある。したがって遊漁券は要らない。2018年2月23日に国府川漁業協同組合が解散して以降、佐渡の内水面漁協は羽茂川の一つだけになった。 ただし管理する母体が無くても新潟県内水面漁業調整規則は県内のどの川にもかかる。いわなとやまめは10月1日から2月末日までが禁漁で、解禁は3月1日。全長15センチ以下は通年で採捕できない。放流をする組織が無いので、釣れる魚はすべて自然に再生産されたものである。数が限られているので、持ち帰る数は自分で決めるほかない。

この川をシェア:𝕏 でシェアLINEで送る

釣行記9

釣り方:
  • 佐渡の渓流Ⅹ ― 源流の岩魚釣り
    源流の岩魚釣り
    エサ釣り
  • 佐渡の滝Ⅳ ― 源流の岩魚釣り
    源流の岩魚釣り
    エサ釣り
  • 佐渡の岩魚 ― 源流の岩魚釣り
    源流の岩魚釣り
    エサ釣り
  • 佐渡の渓流Ⅵ ― 源流の岩魚釣り
    源流の岩魚釣り
    エサ釣り
  • 佐渡の渓流Ⅴ ― 源流の岩魚釣り
    源流の岩魚釣り
    エサ釣り
  • 佐渡の滝Ⅱ ― 源流の岩魚釣り
    源流の岩魚釣り
    エサ釣り
  • 佐渡の渓流 ― 源流の岩魚釣り
    源流の岩魚釣り
    エサ釣り
  • 佐渡の渓流Ⅲ ― 源流の岩魚釣り
    源流の岩魚釣り
    エサ釣り
  • 佐渡の渓流Ⅱ ― 源流の岩魚釣り
    源流の岩魚釣り
    エサ釣り

この川の釣りに使う道具広告

渓流釣りの定番と、この川で多い釣り方に合わせた道具です。

※ 上記のリンクは広告(アフィリエイト)を含みます。購入により当サイトが紹介料を受け取ることがあります。