渓流手帖

大川

新潟県

両津湾の東海岸、大川の集落を流れて海にそそぐ小さな川。二級河川としての長さは951メートル。佐渡には大川と名の付く川が3つあり、ほかに外海府の岩谷口の大川と真更川の大川がある。新潟県内にはさらに村上市山北の大川、笹川流れの大川、五十嵐川支流の大川があるので、記録を読むときは場所の確認が要る。 県道から見る限り岩魚がいそうな川には見えない。ただし白石勝彦の『イワナの顔』(山と溪谷社)に大川の岩魚の写真が載っているため、調査の対象から外せない川だった。 2025年3月の調査では、漁港から川沿いに歩いても整備された林道が延々と続くだけで、地元の人からは堰堤より上流は土砂が堆積して見込みがなく、可能性があるとすれば堰堤の下付近だと言われている。堰堤下流でも河口から2キロ上流の二俣でも、アタリはなく魚影すら確認できなかった。林道が整備されているのは、二俣の左俣に集落の水道水源地があるため。 集落では家々の外壁に版画が飾られていて「大川屋外版画美術館」と呼ばれている。地元の人が大川の暮らしをテーマに彫った作品群である。 この川に漁業協同組合は無く、第五種共同漁業権も設定されていない。新潟県の内水面漁場計画で佐渡島に置かれている漁業権は内共第22号の羽茂川ただ一つで、加茂湖と両津湾に注ぐ川はどれもその外にある。したがって遊漁券は要らない。2018年2月23日に国府川漁業協同組合が解散して以降、佐渡の内水面漁協は羽茂川の一つだけになった。 ただし管理する母体が無くても新潟県内水面漁業調整規則は県内のどの川にもかかる。いわなとやまめは10月1日から2月末日までが禁漁で、解禁は3月1日。全長15センチ以下は通年で採捕できない。放流をする組織が無いので、釣れる魚はすべて自然に再生産されたものである。数が限られているので、持ち帰る数は自分で決めるほかない。

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釣行記1

釣り方:
  • 佐渡の渓流Ⅷ ― 源流の岩魚釣り
    源流の岩魚釣り
    エサ釣り

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