
狙半内川
秋田県
横手市増田町狙半内を流れて成瀬川に合わさる支流。漁業権の条文は源流の名前をとってマスコエ沢と書き、横手市増田町狙半内字南大川目を起点として成瀬川の合流点までを漁場にしている。読みはさるはんない。この川は「釣りキチ三平」の作者、矢口高雄の生まれ育った川になる。1939年に狙半内の中村に生まれ、作品に出てくるイワナ、ヤマメ、エゾウグイ、カジカを獲った川がここで、地元は「釣りキチ三平の里」として旧増田東小学校を改修した体験学習館を置いている。秋田魁新報は2026年に矢口の連載を組み、狙半内川でカジカを突いた夜の思い出を書いた回を載せている。釣り場としては、聖地を目当てに通う人と、地元で暮らしながら通う人の両方の記録が残る。県南で暮らす書き手はこの川に何度も入っていて、2024年から2026年まで毎シーズン、GWのイワナ、6月のヤマメ、9月の増水期と時期を変えて書き続けている。撤退した日のことも隠さずに書くので、川の難しさが分かる。秋田の渓流を釣査しているチャンネルも、釣りキチ三平の里で素晴らしい魚に出会ったという回を残している。支流は大川目沢、唐虫沢、大石沢、白沢、潜水沢が並ぶ。地元の書き手は、古家沢も大黒沢も林道が地図に記されていないが、大黒沢は堰堤工事と稲田があるから必ず堰堤越えの農道がある、古家沢は堰堤も稲田もないがこのような集落近くの小渓には必ず山菜採りや山仕事の踏み跡がある、唯一大川目沢だけは流域が長く林道が沢沿いに走っている、と書き残している。本流の下流部は稲田の中を流れるので、水温を測ってから入るほうがよい。制度は成瀬川漁業協同組合の内共第3号による。漁業権の魚種はあゆ、いわな、やまめ、こい、ふな、うぐい。遊漁の期間はイワナとヤマメが4月1日から9月20日、アユが7月1日から10月15日、コイ・フナ・ウグイは通年。ただし秋田県漁業調整規則の第37条が県内一律でヤマメを9月1日から翌年3月20日まで禁じているので、ヤマメが釣れるのは実際には4月1日から8月31日までになる。全長制限はイワナとヤマメが15センチ以下、コイが15センチ以下。竿釣りと手釣りではアユのひっかけが禁止で、潜水器具は全面禁止。遊漁料はイワナ・ヤマメ・コイ・フナ・ウグイの手釣りと竿釣りが日券1,000円、年券5,000円。アユは日券2,000円、年券8,000円。小中学生と身体障害者手帳3級以上の人は無料、高校生は半額になる。売り場は13か所あり、東成瀬村側はデイリーヤマザキ東成瀬店、なるせ温泉・東仙歩、クラフトペンションきのこ小舎、本間商店、菅原商店、横手市側はセブンイレブン道の駅十文字、マルシメスーパーモールラッキー、ローソン増田町店、中山酒店、ツチヤデンキ、高橋製作所、横手釣具センター。フィッシュパスのオンラインでも買えるので、朝いちばんで入渓するなら現地に着いてから買える。現場で漁場監視員に納めると日券は倍額になる。通年の禁止区域は成瀬川真人頭首工ゲートの上流50メートルと下流50メートルの区域だけ。オオクチバス、コクチバス、ブルーギル、ブラウントラウトの再放流は禁止されている。
管轄漁協:成瀬川漁業協同組合
釣行記12








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