
里川
茨城県
三鈷室山の付近に源を発し、常陸太田市の旧里美村から市街地まで南北に縦貫して久慈川に合流する支流。名前のとおり、上流までずっと里川の趣が続く流れで、両岸に田畑と集落があり、車を停めてすぐ竿を出せる。久慈川漁協はこの川の上流域にヤマメ成魚120キロ、里川・天竜川・中ノ沢などに稚魚11,000尾を放流している。 この川の顔は里美イワナになる。背中に虫食いのような模様が入るのが特徴のイワナで、旧里美村(現在の常陸太田市)の天然記念物に指定されている。市議会でも文化財として名前が挙がり、違法採取が心配されてきた。関東の平地に近い里川に、模様の変わったイワナの個体群が残っているという事実そのものが、この川をほかの渓流と分けている。釣り人のあいだでも「県の天然記念物のイワナがいるらしい」という形で語り継がれてきた。 渓流魚を狙うなら上流部で、ヤマメが主体になる。テンカラで入った書き手は、上流まで里川の趣が続くと書き残している。中流から下は雑魚釣りの川で、ハヤが数釣れる。アユは支流なので7月1日解禁。全漁法が禁止される区域が2か所あり、田渡堰堤と里野宮堰堤の上流端から上下流それぞれ500メートルの間がそれにあたる。 支流の天竜川には落差18メートル・幅7メートルの横川の下滝(別名 湯平の大滝)が懸かる。合流点の近くには水戸徳川家ゆかりの天龍院があり、里川渓谷は茨城百景に選ばれている。 この川の最大の難点は名前で、「里川」は里の中を流れる小川を指す普通名詞としても広く使われる。渓流釣りの記事や動画で「里川でヤマメ」と書かれているものの大半は固有名詞の里川ではない。常陸太田や茨城の地名が一緒に書かれているかどうかで見分けるしかない。
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動画3
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