摂待川
岩手県
宮古市の北部、岩泉町との境の山に源を発し、東へ下って三陸海岸の摂待集落で太平洋に注ぐ小さな川。せったいがわと読み、接待川・攝待川とも書かれる。流れに沿って市道摂待川線が奥まで通り、河口の近くを国道45号と三陸鉄道が横切る。上流は長下(ながした)の砂防えん堤まで。西の岩泉町側に支流の皆ノ川(みなのがわ)があり、落差のある皆の川大滝がかかる。本流の支沢には、地図に印はあっても記録の残っていなかった二段の大滝があり、滝を探して歩く人が2023年に写真を公開した。 雪代の入らない三陸の川なので早春から水が澄む。ヤマメとイワナが混生し、宮古の釣具店の主人は「小さいながらもよく釣れた川」「上流に行けば天然のイワナが面白いように釣れた」と書き残している。春の初めに15〜26cmを31匹、上流で朝の3時間に15〜24cmを24匹、といった記録が店の情報欄に並ぶ。近年も尺のイワナが出ていて、初心者でも入りやすい川として名前が挙がる。川幅が狭く頭上に木が張り出す区間が多いので、短い竿のほうが扱いやすい。水温が0度まで下がる早春は、湧き水の出ている場所を知っているかどうかで釣果が変わる。 海から上るサクラマスの川でもある。遡上した親魚から卵を採り、その子を同じ川に戻す形で稚魚が放されていて、岩手県沿岸北部に特有の遺伝子を持つと分析されている。降海する前の銀色になったヤマメを地元では「ひかり」と呼ぶ。河口の近くには鮭鱒のふ化場がある。 2016年の台風10号で中流の道が崩れ、上流と下流が車で行き来できない時期があった。 同じ名前の集落と漁港が海側にあり、摂待漁港と地磯は海釣りの場として知られる。川の名前で検索すると、海の釣りの記録がかなり混ざる。 支流には皆ノ川のほかにマツサカ沢、リマガ沢といった名前のついた沢があるが、釣りの記録はどれも見あたらず、滝を訪ねた記録が残るだけである。
管轄漁協:田老町河川漁業協同組合
釣行記17
動画9
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岩手県 渓流釣り 摂待川本流 ~尺イワナ~ 2019年6月5日 Fishing in Iwate, JapanShuhei Kumagai
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