渓流手帖

七川

新潟県

十日町市田沢(旧・中里村)の真ん中を流れて信濃川に注ぐ川。延長6.6キロ。読みは「しちのかわ」。中魚沼漁協が管轄河川として挙げている5河川の1つ。護岸された里の川だが、上流に行くほどイワナだけの流れになり、天然種が多いとされる。 中流は水田地帯で渓相は悪くない。落ち込みよりも瀬をヤマメ釣りの感覚で狙うほうが効くという。一部で農道が使えるので遡行が楽で、アベレージは20センチ前後。広域農道の七川橋の少し上流では32センチが出ている。大物は深場が少ないのでめったに出ないが、尺は過去に2度上がっている。盛期は葦が水面を覆うので、釣りができるのは残雪の残る5月上旬くらいまで。 上流で川は二分し、その合流点のやや速い流芯を攻めると良型が出る。右から入る用水路のように狭められた流れのちょっとした深場でも尺イワナが釣れている。さらに上流でも細流ながら25センチまでは出る。支流に堀之川と小七川が入る。 下流域はかつてこの川のメインポイントだった。ハヤが減った代わりにニジマスとブラウンのヒット率が上がり、44センチのニジマスが釣れた記録もある。信濃川からの遡上魚もあって何が出るか分からない。ただし水害と復旧工事で様相が変わり、釣り場としての回復には時間がかかりそうだという。渇水期でも清津川の取水が下流で加わるので、それより下なら釣りになる。オイカワ、ウグイ、カワムツ、カジカも釣れる。 仕掛けは下流域が3.6メートルの竿に同じ長さの通し仕掛け、ポイントに合わせて1.5メートルや2メートルのチョウチン仕掛け。秋口は何が掛かるか分からないので0.6号より細いイトは使わないほうがよい。中上流はチョウチン釣りが中心になる。餌は早期がカワゲラ、初秋がイナゴ。 漁業権は内共第10号で、信濃川とその支川に設定された1つの免許を6つの漁協が分け合っている。十日町市と津南町、小千谷市の一部を受け持つのが中魚沼漁業協同組合(十日町市干溝壬1508、025-763-3012)。組合が管轄河川として挙げているのは清津川、釜川、中津川、飛渡川、七川で、事務所は清津川と信濃川の合流点近くにある。昭和26年に結成された県内でも古い組合で、組合員は最盛期の700余名から225人ほどまで減っている。 遊漁規則の対象魚種はあゆ、こい、ふな、うぐい、うなぎ、かじか、にじます、いわな、やまめの9種。いわな、やまめ、にじますの遊漁期間は3月1日から9月30日まで。全長制限はこい、ふな、うぐい、いわな、やまめが15センチ以下、うなぎが25センチ以下の採捕禁止。漁具は竿釣と投網で、竿の長さにも網目にも制限はない。 遊漁料(税抜)は、やまめ・いわな・にじます・こい・ふな・かじか・うなぎ・うぐいの竿釣が1年6,000円、1日1,000円。あゆを含む全魚種の竿釣は1年10,000円、1日2,000円。こい・ふな・うぐいだけなら1日300円。投網は1日3,900円。小中学生以下は無料、肢体不自由者は半額で、現場で漁場監視員に納めるときは1,000円が加算される。新潟県内水面漁連の県内共通遊漁承認証(年13,200円)でも竿釣ができる。 通年の禁止区域は2か所。JR鹿渡鉄橋下から津南町鹿渡新田甲地先までの600メートルの区間と、十日町市宮中地内のJR東日本宮中堰堤の上流端から上流200メートル、下流端から下流750メートルまでの区間(魚道を含む)で、どちらも信濃川本流にあたる。 和歌山県の古座川水系にある七川ダムに検索結果を持っていかれやすい。

管轄漁協:中魚沼漁業協同組合

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