渓流手帖

白萩川

富山県

剱岳を水源にして西へ下り、馬場島で立山川と合わさって早月川になる川。水量の面では早月川の本流筋にあたる。名前は流域の山の肩にある白兀(しらはげ)に当て字をしたものと考えられている。護岸の堤防には、景観を保つためと費用を抑えるために河原の転石が使われている。 魚はイワナだけである。水族館が2011年に行った調査で確認された魚類はニッコウイワナ一種のみで、放流が無いため天然の魚だとされている。白っぽい魚体で、水中の写真を撮ると石の色に溶けて見える。 車で入れるのは標高976メートルの取水口までで、駐車場に車を置いてから歩くことになる。そこから先は、赤谷支尾根を乗り越してゴルジュを高巻くルートと、川を遡るルートに分かれる。川通しで行くと川原歩きと渡渉を数回繰り返して25分ほどで池ノ谷の出合に着く。さらに上がると左岸に赤茶けた大岩があり、小窓尾根の取付きの目印になっている。その先に4メートルほどの滝がひとつあって高巻きで越える。標高1,400メートルあたりから上は雪渓になる年が多く、アイゼンとピッケルが無いと進めない。標高1,200メートル付近の右岸には雷岩屋という岩屋があり、大正時代に池の平一帯の鉱山から鉱石を馬場島まで担ぎ下ろした作業員が使ったものだと言われている。五、六人が入れる広さである。 池ノ谷の出合から入るゴルジュはタカノスワリと呼ばれ、両側から切り立った壁が迫って昼でも谷底に日が当たらない独特の場所である。支流には東仙人谷、中仙人谷、西仙人谷、池ノ谷の左俣と右俣、大ブナクラ谷と小ブナクラ谷、大出しがある。谷の出合は落石の巣になっているところがあり、無雪期でも危ない。 釣りと沢登りが地続きになる渓なので、完全な沢の装備と複数人の体制が前提になる。雪渓の崩壊、落石、天候の急変に余裕を持たせたい。取水口から先は携帯電話のつながらない場所が長く続く。 名前の注意。白萩は植物のハギや人名でも使われるので、川の記録を探すときは剱岳、馬場島、池ノ谷といった地名を足すとよい。

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釣行記4

釣り方:
  • 熊野川(富山の渓の記憶)
    kabaon ページ!
  • 馬場島からの赤谷山 最後は岩魚と戯れて
    redbaron2000.blog6.fc2.com
    フライ
  • 剣岳の懐へ(早月川・白萩川)
    harimakura.blog114.fc2.com
    フライ
  • 白萩川(東西仙人谷出合)
    toyama-rouzan.org

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