渓流手帖

栃倉沢川

新潟県

柏崎市の鵜川ダム建設地のすぐ上流で鵜川に合流する小渓流。二級河川ではなく、地形図にも名前が載っていない。入った釣り人が漁協に問い合わせてもはっきりせず、「栃倉橋」という橋の名前からこの名を付けている。ブログでは栃倉川とも書かれる。 広域農道の栃倉沢橋より下流にある旧道の栃倉橋が入渓の目印になる。橋からのぞくと渓相がよく、清水谷川とよく似た小渓流である。5月上旬に橋から下流を鵜川合流まで約600メートル攻めた記録では、浅いポイントでスマートな中型イワナ、大きくはないが水深のある淵で手網(径25センチ)いっぱいのイワナが出て、合計4匹だった。気温が上がって融雪が始まると、川は唐突に濁流になる。 2026年4月に再訪した記録では、橋より下流でスギが伐採されてやたら見晴らしがよくなっていた。ダムができればこの辺りは水没する。崩壊した農道の橋台の痕跡が残り、重機が入って魚の気配が薄いなかで、23センチのイワナ2匹に続いて28センチが出ている。橋より上流は不発で、砂地に新しい靴跡があった。 栃倉橋までは車で入れるが道は荒れている。広域農道の途中に鵜川ダム展望台があり、工事現場を見下ろせる。 この川の下流部と鵜川との出合いは、鵜川ダムが完成すれば水没する。ダムが完成する前に下流から源流までをしっかり攻めてみたい、というのがこの渓を書いた釣り人の心残りになっている。

管轄漁協:柏崎刈羽内水面漁業協同組合

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釣行記3

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