渓流手帖

海川東俣

新潟県

海谷高地の上流、標高892メートルの二俣で海川が分かれる2本のうち東側。昼闇山(1,841メートル)の南面から金山・裏金山の西面までを集めて流れる。 二俣までは川原歩きで問題なく、東俣に入ると側壁の土砂の露出が目立ってくる。右沢と左沢に分かれ、右沢は海川でもっとも長くもっとも遠い谷とされる。下部ゴルジュの岩はぬらぬらとした黒い砂岩と泥岩質で、大きな滝は無いものの地味に悪い突破と巻きが続く。標高1,250メートル付近が最初の幕営適地。地形図の滝記号のあたりに40メートルと10メートルの大滝があり、ここを越えると岩質が硬くなって滝が登れるようになり、ナメも現れる。詰めあがると富士見峠か裏金山に出る。 左沢は入下山のアプローチが難しく、遡行者がもっとも少ないと考えられている。3連瀑の手前に5メートル、10メートル、3メートルのチョックストーン滝が続き、連瀑帯の解明だけで一日仕事になる。1,934メートル独標の南には名前を持たない池がある。 入渓は海谷三峡パークに駐車して登山道で取水堰堤まで下り、海谷高地の河原を二俣まで歩く。1泊2日の場合は下山も要所で、長く縦走して三峡パークへ戻るか、西俣右沢を下降するのが合理的とされる。車が2台あれば雨飾温泉に1台を置いておくと楽になる。適期は8月から11月で、雪渓の残り具合を考えると9月以降がよい。 いわな・やまめ・にじます・うぐいの遊漁期間は3月1日から9月30日まで。かじかも同じ期間だが、4月11日から4月20日までは採捕できない。あゆは6月の第4土曜日から9月30日までで、あゆを狙うときはコロガシ釣りとルアー釣りが禁止される。漁具は手釣と竿釣で、竿の長さは11メートル以内。全長制限はにじます・いわな・やまめが15センチ、あゆ・うぐいが10センチ、かじかが5センチ。 通年の禁止区域は無い。同じ組合の早川には東北電力早川発電所の取水口に通年禁漁の区域があるが、海川には設定されていない。県の漁業権の区域にも除外の指定は無く、本流と支流がまるごと1つの漁場になっている。 遊漁料は日券2,200円、年券10,450円(いずれも税込)。川で漁場監視員に納めると1,000円が加算される。未就学の幼児と小学生は無料、中学生と肢体不自由者は半額。同じ組合が海川と早川と姫川の3河川を管理していて、遊漁承認証はこの3河川で共通に使える。さらに長野県側の姫川上流漁業協同組合の区域でも使えるので、1枚で小谷村まで足を延ばせる。 販売所は組合の姫川事務所(糸魚川市大字須沢2426)、えびす釣具店(大野)、上州屋上越店、フィッシャーズ上越店の4か所が日券と年券の両方を扱う。日券だけならセブンイレブンの糸魚川高校前店・能生鬼伏店・押上店・大野店、ローソンの小谷店(長野県小谷村)と中宿店、インターつり倶楽部(上刈)でも買える。年券を作るときは3.0×2.5センチの顔写真が1枚要る。新潟県内共通遊漁承認証(年13,200円)も使える。

管轄漁協:糸魚川内水面漁業協同組合

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釣行記2

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