渓流手帖

藤木川

神奈川県

奥湯河原の天照山の山腹に発し、城ヶ尾橋、紅葉橋、梅園橋、池峯橋、不動滝、末広橋、藤木橋、権現橋と下って、万葉公園の下手の落合橋で千歳川に合流する支流。湯河原温泉の宿はこの川に沿って並んでいて、駅から歩ける距離のまま渓流の相になるのがこの川の特徴になる。落差15メートルの不動滝は夏目漱石の「明暗」の舞台で、上流の白雲の滝は天照山神社の下にかかる。菊池寛の「真珠夫人」にもこの川が出てくる。国木田独歩は湯河原に3度滞在して渓流釣りを楽しんでおり、1907年の「都の友へ、B生より」で主人公が釣り仲間の老人を悼んで遡る渓は、奥湯河原付近のこの川と考えられている。 千歳川水系のヤマメ釣りは事実上この川にある。解禁は3月第1日曜日で、釣り場は紅葉橋の下流から末広橋までとアゲジ沢。解禁の1週間ほど前に成魚のヤマメが100キロ、数にして約1000匹放流される。解禁日の入漁料は3,000円で年券が使えないが、翌日からは日釣券800円に下がる。魚は必ず残るので解禁の翌日以降が狙い目だ、という見方が地元の釣り人のあいだにある。案内図には末広橋から梅園橋までのマスの欄(4月第1日曜日から10月14日)が今も載っているが、ますの放流は平成29年をもって中止されている。 渓相は温泉街を抜ける里川で、上流に向かうと魚道の無い堰堤が延々と続き、標高が上がるにつれて堰堤も高くなる。放流魚は下流寄りに入るため、奥へ詰めるほど魚は薄くなる。天照山ハイキングコースの入口には、ヤマメの自然ふ化が確認されたので付近での釣りを控えてほしいという趣旨の看板が立っている。遊漁規則の禁漁区ではないが、現地の表示に従いたい。 漁業権は千歳川と同じ内共第6号で、湯河原観光漁業協同組合の漁場になる。対象魚はあゆとやまめだけで、いわなは入っていない。やまめは竿釣のエサ釣と毛針釣だけが認められ、ルアーは使えない。全長12センチ以下は採捕できない。稚あゆ放流のため、4月1日から5月31日までのうち組合が公示する日から5月31日までは千歳川とともに全川が禁漁になる。落合橋から末広橋までは7月中旬から8月上旬だけアユの浴客漁場になる。 アゲジ沢は漁協がヤマメの釣り場として区間表記に挙げている支流だが、この沢を名指しした釣行の記録が見当たらないため、独立したページを作っていない。表記は資料ごとに揺れていて、漁協の案内図は「あけち沢」、観光協会の行事予定は「あげじ沢」、国の河川データは「アゲジ沢」と書く。ほかに堀木沢と金山沢が上流部で合流するが、いずれも素材が無い。

管轄漁協:湯河原観光漁業協同組合

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釣行記6

釣り方:
  • ヤマメ釣り解禁 3月6日 湯河原で
    タウンニュース 小田原・箱根・湯河原・真鶴版
    エサ釣り
  • 旅行の合間にフライフィッシング(奥湯河原散策)
    まだ釣れる様な時間じゃない
    フライ
  • 湯河原でヤマメ釣り解禁
    カナロコ by 神奈川新聞
    エサ釣り
  • ポキッと(藤木川でルアーフィッシング)
    みみずの部屋
    ルアー

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