勝木川
新潟県
村上市の山北地域を流れ、寝屋で日本海にそそぐ二級水系の本流。読みは「がつぎがわ」。朝日連峰の西のはずれに源を持ち、南東から北西へ下る。二級河川の指定区間は北中の荻ノ平頭首工から河口までの13,397メートルで、流程は20キロほど。 石が小さく流れはおおむね緩やかで、中下流域はヤマメ、少し上流へ行くとヤマメとイワナの混生域になる。北中のあたりは集落のすぐ下がヤマメのポイントで、急な崖を降りる箇所もなく手軽に竿が出せる。集落からわずかに上流へ入ると周囲が緑に囲まれ、本格的な渓の雰囲気になる。大岩が転がる上流域と違って中流域は石が小さく、水深のある流れ込みが随所にある川相をしている。 JR羽越本線の勝木駅から路線バスで川沿いに入れるので、車が無くてもたどり着ける数少ない渓のひとつ。林道脇のスペースに車を止めて入渓する形が多い。下流から新八幡橋、笠取橋、中津橋、明日橋、美弥橋、落合橋と橋が架かっていて、区間の目印になる。 支流は大毎川のほか、北赤谷川、板屋沢川、越沢口川、大蔵川。大毎川以外はいずれも1キロ前後の小さな沢で、釣りの記録はほとんど残っていない。支流には良い堰堤があり、2018年9月に堰堤でイワナが20センチから25センチで連発したあと37センチのイワナが出ている。本流の中流域では2009年4月に24センチのイワナが釣れている。 秋にはサケとサクラマスが遡上する川で、河口部では木の橋を架けてサケを引っかけて獲るカギ漁が行われてきた。隣の大川が川をせき止めないコド漁なのに対して、こちらは河口近くのウライでまとめて捕る漁になっている。2017年10月にこの川で捕らえた早生鮭(ワセザケ)を、鮭鱒の研究者である北里大学名誉教授の井田齊が同定したところ、サクラマスで秋遡上の可能性が高いと報告された。秋に遡上するサクラマスの確認例は全国でもほとんど無い。 1978年には新潟県内水面水産試験場が、この川のウキゴリの成長とそれにともなうサケ稚魚の捕食についての調査を報告している。サケの調査河川として古くから使われてきた川でもある。 山北という地名は神奈川県にもあるので、「山北 渓流」で検索すると酒匂川水系や丹沢の記事が多く混ざる。探すときは川の名前を添えたほうが早い。
管轄漁協:大川漁業協同組合
支流・沢1
釣行記12
Vol.11 川と釣りと伝統漁法と 前編DAIWA リバーウォークストーリー



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支流の釣行記2
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