渓流手帖

伊南川

福島県

尾瀬国立公園、福島・栃木・群馬県境の帝釈山脈にある黒岩山(標高2,163メートル)を源として、檜枝岐村・南会津町・只見町の山里を北へ流れ、只見町(標高377メートル)で只見川に合流する全長81キロの川。阿賀野川水系の一部で、源流から実川、檜枝岐川と呼び名が変わり、舘岩川の出合から下流が一般に伊南川と呼ばれる。かつては南郷地域の界地区から下流を伊北川と呼んだ。 砂防以外のダムが無い川で、これがこの水系のいちばん大きな特徴になる。上流にダムが無いぶん水が冷たく澄み、渇水期でも流れが死なない。川沿いの道は古くからの沼田街道で、南郷総合支所の交差点を境に下流が国道289号、上流が国道401号と352号になる。 管理は南会津西部非出資漁業協同組合(内共第25号)。組合員は434人(令和5年度)。管轄は檜枝岐村と南会津町伊南地域の境である平沢出合より下流、只見川出合までの伊南川水系で、平沢出合より上流の檜枝岐川は檜枝岐村漁協、只見町内でも伊南川水系以外の只見川水系は伊北漁協になる。組合は伊南・舘岩・南郷・只見(明和、朝日地区)の4支部に分かれている。 イワナとヤマメの遊漁期間は4月1日から9月30日まで。15センチ以下は採ってはいけない。ウグイは通年で7センチ以下が禁止。遊漁料は渓流が日釣券1,100円、遊漁現場での購入2,000円、年券6,500円。女性、中学生、障害者手帳を持つ人は半額で、小学生以下は無料になる。オンラインでも買える。 アユは7月1日から12月31日までの期間内で組合が定めて公示し、令和8年は7月18日の午前5時解禁だった。日本でもっとも遅いアユ解禁として知られる。アユは日釣券2,500円、現場5,000円、年券12,000円。 令和5年度の遊漁承認証の販売は合計8,584枚(年券1,235枚のうちアユ488枚、日釣券7,349枚のうちアユ3,052枚)で、福島県内では檜原湖につぐ規模になる。放流はイワナ137,000尾、ヤマメ33,200尾、アユ2,580キロ、ウグイ11,667尾、産卵場造成4か所(令和5年度実績)。イワナは目標増殖量の2倍を放している。 本流の伊南・南郷地区にはスーパーヤマメと呼ばれる大型ヤマメが5月に放される。尺を超える魚が出るので、鮎の解禁までのあいだ本流の長竿の餌釣りとルアーで人が集まる。 禁漁区とキャッチアンドリリース区間は毎年3月末から4月頭に組合が公示する。県に届けている遊漁規則には区域が書かれておらず、その年の区域は組合の公示でしか分からない。公示は組合のブログに画像で載る。 解禁の頃に組合が勧める小さな渓の入り方も公示されている。只見町朝日地区は小川沢(小川集落の下から)、南郷地区は深沢(片貝集落から)、滑沢(大橋集落から)、八久保沢(木伏集落から)、伊南地区は白沢(白沢集落から)、阿多根沢(倭橋から)。いずれもイワナがメインで、規模は小さいが魚影が濃い。久川は青柳沢とも呼ばれる。 樽戸沢(楢戸沢)、深沢、滑沢、白沢、阿多根沢、道行沢、数間沢のように、釣り場の紹介はあっても独立したページを作るだけの記録が集まらなかった支流がある。宮沢(塩ノ原地区)は例年キャッチアンドリリース区間だが、令和8年度は禁漁になった。

管轄漁協:南会津西部非出資漁業協同組合

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支流・沢12

釣行記374

釣り方:

動画49

支流の動画31

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