麝香熊沢
宮城県
湯浜温泉の入口から栗駒山の山頂付近へ突き上げる一迫川の源流の沢。読みは「じゃこうくまさわ」。花山漁業協同組合の漁業権が定める対象河川に名前が無く、一迫川筋の漁場の上限が母沢と御境沢の合流点までとされているため、この沢は漁業権の外にあたる。湯浜温泉入口の駐車場から5分ほど歩くと母沢に架かる石橋があり、そこが一迫川本流への入渓点になる。平凡な川原を1時間半ほど遡ると、右から麝香熊沢が入る出合に着く。本流の途中には硫黄の匂いがして蒸気の上がる場所がある。麝香熊沢に入るとしばらく広いゴーロ歩きが続き、45分ほどで赤沢の出合の二俣に着く。そこから20分から30分でこの沢の核心のゴルジュ帯に入り、深い釜と小滝が連なる。高巻く人が多いが、側壁を使って突破した記録もある。ゴルジュを抜けると再びゴーロが長く、遡行開始からちょうど2時間で標高960メートルの二俣に出る。ここはナメ床が美しい。左俣にはナメ滝が懸かるが、右俣に入って標高1,090メートルの枝沢を過ぎるあたりから、ナメと滝が次々に現れて楽しい区間になる。滝のほとんどは直登できる。複数の書き手が遡行記録を残していて、一迫川の源流としてはよく歩かれているほうになる。ただし漁業権が無いということは、放流も監視も無いということでもある。県の漁業調整規則だけが適用され、イワナとヤマメは3月1日から9月30日まで、全長15センチ以下は周年禁止になる。一迫川の花山ダムより上流にあたるため、イワナの出荷制限が続いている区域になる。2025年10月には、ここから10キロほど離れたダムサイトの近くでキノコ採りの二人がクマに襲われて亡くなっている。栗駒山の南麓はクマの多い一帯なので、単独で入るときは特に注意したい。
釣行記5
- 栗駒山・麝香熊沢
ヤマレコ
一迫川麝香熊沢渓人「流」
- 栗駒山 麝香熊沢 2
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栗駒山 麝香熊沢 1扉のページ 沢の扉
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