渓流手帖

小股沢

新潟県

大野川の本流の堰堤の上で、左岸から合流する小さな沢。地図には小股川と書かれることもある。沢沿いに林道小股線が通っていて、林道が右に曲がって沢から離れるところが入渓点になる。 藪沢で竿を出しにくく、本流でまったく釣れなかった帰りにダメもとで入った、という書かれ方をしているが、2023年3月19日に3投目で岩魚が出た。出合いから900メートルほど進むあいだに堰堤が5つあり、5つ目の堰堤を越えた先の3メートルの滝の手前で27センチの良型が出ている。本流で1匹も出なかったのにこの沢では出る理由は分からない、と書き手も書いている。 小さな沢だが成魚が確認されているので、繁殖が続けば存続は可能だろうという見立てになっている。佐渡には外海府の石花川にも同名の小股沢があるので、記録を読むときは取り違えに注意したい。 国府川漁業協同組合は2018年2月23日に解散を決議し、以後この水系に漁業協同組合は無く、第五種共同漁業権も設定されていない。新潟県の内水面漁場計画で佐渡島に置かれている漁業権は内共第22号の羽茂川ただ一つで、国府川水系はそこに入らない。したがって遊漁券は要らない。ただし管理する母体が無くなっても新潟県内水面漁業調整規則は県内のどの川にもかかるので、いわなとやまめは10月1日から2月末日までが禁漁、全長15センチ以下は通年で採捕できない。解禁が3月1日であることは漁協があった頃と変わらない。 放流をする組織が無いので、いま釣れる魚は自然に再生産されたものか、漁協時代に放流された魚の子孫ということになる。国府川水系の岩魚の稚魚は魚野川あたりから持ってきたものだと漁協関係者が話しており、島外の系統が混じっている可能性がある。漁協が解散してからは山女魚の姿が消え、残った岩魚も源流部で細々と生きている状態が続いている。数が少ないので、持ち帰る数は自分で決めるほかない。

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釣行記1

釣り方:
  • 佐渡の渓流Ⅴ ― 源流の岩魚釣り
    源流の岩魚釣り
    エサ釣り

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