
久慈川
岩手県
北上山地の北の端、久慈市の南西にある明神岳から流れ出し、山形町で遠別川を合わせて北東へ向かい、久慈の市街地を抜けて久慈湾に注ぐ川。上流は川井川とも呼ばれる。国道281号が川に沿って走り、大川目から山形町にかけての10kmほどは久慈渓流と呼ばれる谷で、鏡岩や屏風岩といった石灰岩の大きな岩壁、大滝、鱒滝が続く。釣り人が久慈渓流と言えば、たいていこの区間の本流を指す。茨城・福島を流れる同じ名前の久慈川とは別の川で、検索すると向こうの記事に埋もれやすい。 ヤマメとイワナの川で、海から上るサクラマスや、海に下らずに銀色になったヤマメの話も出る。下流の市街地の橋のまわりでは朝のうちに尺を超えるヤマメを狙う人がいて、渓流の区間では20cm台のヤマメにイワナがまじる。道がすぐ脇を通るので入りやすく、新緑のころは大きな淵の前にはたいてい車が止まっている。水は澄んでいて、対岸から慎重に寄らないと遠くで見切られるという。雪どけの時期は本流が太く濁り、歩いて渡れなくなる。そういう日は支流に逃げるのが地元のやり方で、市街地に近い沢山川は、ふだんは水が少ないぶん増水したくらいがちょうどよく、濁りも出にくい。この川は本流に合わさる手前が滝のようになっている。岩井川、戸呂町川、山形町の繋のあたりの名のない沢にも釣りの記録があり、支流のまた支流まで足跡がついている。 長いあいだ地元の組合がヤマメやアユを放し、券を売って川を管理してきたが、秋サケが戻らなくなって立ち行かなくなり、2025年の春に解散した。それからは券を買う先が無い。ただし好きに釣ってよいわけではなく、釣ってよい時期と大きさは県の規則がそのまま及び、サケは一年じゅう釣ってはいけない。放流が続くかどうかは年ごとに事情が変わるので、古い釣行記に出てくる魚の濃さを今もそのままとは考えないほうがよい。古い案内や券売りのサイトには、組合があったころの決まりが残っている。 2016年の台風10号では流域が大きく荒れ、川の流れがそれまでと変わって難しくなったと書く人がいる。クマのいる谷でもある。夏はアユの友釣りの人が入る川でもあり、ミノーにアユが掛かることがある。
支流・沢2
釣行記74
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