三滝沢
秋田県
役内川の源流、ツブレ沢の支流。虎毛山塊のなかでも歩かれることの多い沢で、東北の超癒し沢と呼ばれる。この沢の値打ちはナメにある。出合いからすぐの10メートル滝が周遊で最も大きな滝で、左のスラブを潅木だよりに登る。滝を越えるとエメラルドグリーンのナメがこれでもかというほど続き、虎毛特有の赤紫の亀甲模様のナメと交互に現れる。滝はどれも容易なスラブ滝でホールドを使わずに越えられる、というのが2024年に歩いた山岳会の記録になる。2019年に日帰りで入った人は、遡行グレード1級、美しい紋様のナメが特徴的で癒しの要素しかない、と書いた。同じ人は、度重なる水害で土砂と倒木に埋め尽くされた区間があり渓相は大きく変わってしまったようだ、とも書いている。源頭部は倒木が詰まって歩きにくく、水が鉄臭くてとても不味い。標高950メートルあたりで水が涸れ、40分弱の笹薮漕ぎで標高1033メートルのピーク手前の登山道に出る。下山は湯ノ又沢を下降するのが定番で、赤湯又沢へ下降して虎毛沢へ抜ける継続にも使われる。装備はラバーソールの沢靴と30メートルのロープ。日帰りのコースタイムは駐車スペースから三滝沢出合いまで1時間、登山道まで3時間半という記録がある。熊に遭遇した記録もある。名前は宮城県の三滝や山形県の三滝と混ざりやすいので、記録を探すときは虎毛山塊や役内川と一緒に検索したほうがよい。秋田県の第五種共同漁業権は、他県のように支流及び小支流という包括的な書き方をせず、漁場の区域を1本ずつ名指しで並べる。内共第1号は79の区間を並べていて、名指しに出てこない川はそのまま漁業権の外になる。条文はツブレ沢と湯の又沢を名指ししているが、この沢は出てこない。この川は秋田県の内水面漁場計画のどの免許にも漁場の区域として名前が出てこない。第五種共同漁業権の設定がない区間になるので遊漁券は要らない。ただし秋田県漁業調整規則の全県一律の規定は効く。イワナは15センチ以下が周年禁止で、15センチを超えるものも9月21日から翌年3月20日まで禁止。ヤマメは15センチ以下が周年禁止、15センチ超が9月1日から翌年3月20日まで禁止。サクラマスは1月1日から3月31日と9月1日から10月31日が禁止になる。漁協の管理する川が4月1日解禁なのに対して、漁業権のない川は県規則の3月21日から竿を出せるのがこの区間の性格になる。サケは水産資源保護法で全国どこでも周年禁止で、遡上する川であっても釣ってよいことにはならない。
釣行記5
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