渓流手帖

中ノ又沢

秋田県

小和瀬川の最上流部で合わさる沢。上流で明通沢、スズノマタ沢、タツノクチ沢を分ける。岩手県側の葛根田川から稜線を越えてこの沢を下り、小和瀬川へ抜ける継続遡行の通り道になっていて、記録の数が多い。2006年と2007年の遡行記録、2014年のヤマレコの記録、2022年に葛根田川の戸繁沢から中ノ又沢を経て小和瀬川の大沢へ抜けた記録などがある。宝仙湖から中の又沢沿いの林道に入り、入渓してタツノクチ沢の出合へ向かうのが滝を見に行く人の定番の入り方になる。ただし林道はチェーンで閉鎖されていることが多く、途中で崩壊もしている。制度は田沢湖漁業協同組合の内共第8号および第9号による。漁業権の魚種はあゆ、いわな、やまめ、うぐい、かじか。遊漁の期間はイワナとヤマメが4月1日から9月20日、アユが7月1日から10月31日、ウグイが通年、カジカが1月1日から2月末日と5月1日から12月31日。ただし秋田県漁業調整規則の第37条が県内一律でヤマメを9月1日から翌年3月20日まで禁じているので、ヤマメが釣れるのは実際には4月1日から8月31日までになり、9月20日まで竿を出せるのはイワナのほうになる。全長制限はイワナとヤマメが15センチ以下、ウグイが10センチ以下、カジカが5センチ以下。あわせて尾数制限があり、イワナとヤマメは1人1シーズンあたり20尾、カジカは50尾を超えて持つことができない。1日ではなく1シーズンで数える尾数制限は全国でも数が少なく、この漁協の性格をよく表している。漁具はがら掛けとひっかけ釣りが禁止。通年の禁止区域が3か所ある。シトナイ沢、岩井沢、北桧木内川の、それぞれ起点から直近の砂防堰堤までの区間で、期間を問わず遊漁ができない。またアユについては、玉川と生保内川以外の区域が通年で禁止されている。アユ狙いでこの水系の枝沢に入ることはできない。外来魚のオオクチバス、コクチバス、ブルーギル、ブラウントラウトは再放流が禁止されている。遊漁料はイワナとヤマメが日券1,300円、年券7,400円、全魚種だと日券2,000円、年券9,000円。中学生以下と身体障害者手帳3級以上の人は無料で、現場で漁場監視員に納めると800円が加算される。売り場は15か所あり、田沢湖漁協の事務所のほかに、鶴の湯温泉、黒湯温泉、蟹場温泉、妙乃湯温泉、休暇村乳頭温泉郷と乳頭温泉郷の宿が5軒並ぶのが特徴になる。ほかにヤマザキデイリーストア田沢湖高原店、ローソン田沢湖生保内店、ローソン田沢湖造道店、セブンイレブン田沢湖店、ペンション仙人、峠の茶屋、島川商店、青荷山荘、民宿惣之助。フィッシュパスのオンラインでも買える。秋田県内水面漁業協同組合連合会の県内共通遊漁券を使うと、内共第13号と第22号を除く内共第1号から第25号までの全漁場でイワナとヤマメが年15,000円になる。

管轄漁協:田沢湖漁業協同組合

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