渓流手帖

鳴瀬川

宮城県

宮城県と山形県の県境にそびえる船形山(1,500メートル)に源を発し、加美町から色麻町、大崎平野を東へ抜けて、東松島市野蒜で石巻湾に注ぐ一級河川。全長はおよそ89キロ。渓流として名前が挙がるのは加美町の小野田から漆沢にかけての上流部で、そこより下は平野の川になる。上流に漆沢ダム(鳴源湖)がある。ロックフィルダムで、インレット側にいわなの里漆沢湖畔公園があり、家族向けの釣り堀も置かれている。ダムより上流の本流はイワナとヤマメを狙う人がよく通う区間で、地元の書き手は漆沢の集落から林道でバックウォーター沿いに詰め、落ち込みとプールと堰堤が続く渓相を繰り返し書いている。ダム上流の四連の堰堤は右岸の工事用の廃道をたどると越えられる。本流の中流部は国道347号が寄り添う区間で、加美町門沢のあたりはテンカラでヤマメを狙う場所として書かれている。以前は川に降りる道があったが草が茂って藪漕ぎになる、という書き方をされているので、入渓点の様子は年によって変わると見たほうがよい。小野田大橋、旭橋、鹿原橋の下の淵といった橋の名が目印に使われる。サクラマスが遡る川でもある。遊漁規則ではやまめにさくらますを含めて扱っていて、春の本流ではダム湖からの遡上を狙って堰堤の下に入る釣り方が書かれている。夏はアユの川になる。解禁は7月1日で10月31日まで、投網は7月15日から。友釣りの専用区が置かれ、小野田大橋の下流とアユの里が定番の場所になっている。渓流を狙うなら春から初夏、アユ師が入る前が動きやすい。制度の側では、遊漁は3月1日から9月30日まで、いわなとやまめは全長15センチ以下、にじますは20センチ以下が持ち帰れない。日券2,000円、年券7,000円で全魚種が共通、現場で買うと1,000円が加算される。加美町の3施設(やくらい薬師の湯、やくらい林泉館、陶芸の里ゆ〜らんど)は遊漁証を見せると割引になる。通年で竿を出せない区域が本流に2か所ある。加美町上川原の上川原堰は上流200メートルと下流100メートル、加美町小瀬蟹沢と芋沢堰場のあいだの八ケ村堰は上流100メートルと下流300メートル。さらに下流の鳴瀬堰は上下流200メートルが県の内水面漁場管理委員会の指示で通年禁止になっていて、こちらは遊漁規則には書かれていない。いま上流では鳴瀬川ダム(旧・筒砂子ダム)の建設が進んでいる。完成すれば宮城県でもっとも高いダムになる。工事にともなって筒砂子川と本流の様子は変わっていく。

管轄漁協:鳴瀬吉田川漁業協同組合

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支流・沢11

釣行記205

釣り方:

動画25

支流の動画24

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