渓流手帖

大滝根川

福島県

田村市大越町の大滝根山を水源として常葉町へ北流し、檜山川を合わせてから西へ向きを変え、船引町を貫いて三春町の南部へ入る。三春ダムを過ぎて郡山市田村町に入り、横河で谷田川を合わせた直後に阿武隈川へ注ぐ。田村郡の北部をほぼまるごと流域とする阿武隈川の一次支流で、支流は牧野川、堀越川、檜山川、黒石川、上石川、海老根川、蛇石川、樋渡川、牛縊川など四十を超える。 釣りの対象になるのは常葉から滝根にかけての上流部で、桜の咲くころにフライで小型のヤマメが釣れる。常葉地区の市営住宅の上流あたりは川沿いに桜並木が続き、田越しが始まって水が笹濁りになるころが絶好の条件になる。桜を眺めながらの釣りができるのはこの時期だけで、満開を過ぎて花吹雪になるとフライの位置が分からなくなって釣りにならない、という季節の見方が書かれている。川幅は狭く、対岸の枝が張り出した下にいつも良型が着いている。常葉から船引にかけての沿道からは川が見えるが、水面までの落差があって降りられる場所は多くない。 大越町には鬼五郎渓谷があり、鬼跳が原の滝、しだれ滝、やすらぎの滝といった小さな滝が並ぶ。船引町には嘉相滝がかかる。 上流の滝根町にある入水鍾乳洞のあたりは中通りと浜通りを分ける分水嶺で、洞から出た流れが西と東に分かれる。西へ向かうのが阿武隈川水系の牧野川に合わさる細い流れ、東へ向かうのが夏井川に合わさる梵天川になる。どちらも田んぼ脇の農業用水から始まっている。田村市を起点にすると、東に流れる夏井川、高瀬川、請戸川の水系と、西に流れる大滝根川の上流部が渓流の選択肢になる。 三春ダムの湖はさくら湖と呼ばれ、そこから下流はヘラブナやバスの釣り場になる。読みは「おおたきねがわ」。支流の堀越川は漁業権の区域から外れている。

管轄漁協:阿武隈川漁業協同組合

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釣行記7

釣り方:

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