渓流手帖

寒河江川

山形県

月山と朝日連峰にはさまれた谷を東へ流れ、寒河江市で最上川に合わさる最上川最大級の支流。国土交通省の水質調査でたびたび上位に入り、地元では清流日本一と呼ばれてきた。上流の西川町大井沢が渓流釣りの中心で、下流はアユの川になる。漁協の釣り場図でも、上流にイワナ、寒河江ダムの直下にヤマメ、中流から下流にアユのしるしが並ぶ。中流には寒河江ダム(月山湖)があり、その下に水ヶ瀞ダムが続く。大井沢トンネルの付近から上流は本流の呼び名が根子川に変わる。 1997年から全国に先がけて設けられていた大井沢のキャッチアンドリリース区間は、2026年(令和8年)4月1日に廃止された。漁協は、河川環境の変化で渓流魚が生息しにくくなり、潜水調査でもごくわずかしか確認できなかったため継続する意義が薄いと判断したと説明している。以後この区間は一般漁場として開放され、渓流魚は水温の低い区域に分散して放流される方針に変わった。あわせて、大井沢で4月1日から10月31日まで認められていたニジマス釣りの期間延長も廃止され、ニジマスの放流自体が取りやめになった。逆に水温の上昇で二ツ掛橋より上流でもアユの生息が確認されるようになり、アユのルアー釣りができる区域が大井沢の中上橋の上流端まで広がっている。インターネット上に残る大井沢の記事や動画のほとんどは廃止前のもので、現地の看板も2025年の時点で朽ちて読めなくなっていた。 遊漁は最上川第二漁業協同組合が管理する。いわな・やまめ・にじますは4月1日から9月30日まで、さくらますは4月1日から8月31日まで、あゆは組合の公示日から10月31日まで、かじかは6月1日から翌年3月31日まで、もくずがには9月1日から12月31日まで。遊漁料は雑魚の1日券が1,500円、アユを含む全魚種の1日券が2,000円、年券が8,000円で、漁場で監視員に納めると1,000円が加算される。中学生以下は無料。オンラインはフィッシュパスで買える。全長制限があるのはこい20センチ、ふな・うぐい5センチ、もくずがに甲幅5センチで、いわな・やまめには全長制限がない。 周年の禁漁区は、西川町沼山の村山広域水道取水堰堤から下流100メートル、同町太郎の東北電力原取水堰堤から下流50メートル、同町吉川の東北電力石田取水堰堤から下流50メートル、同町吉川の高松堰頭首工の中心から上流100メートルと下流の上野大橋上流端まで、寒河江市慈恩寺の昭和堰頭首工の中心から上下流100メートル。寒河江市白岩の臥龍橋については橋の上からの遊漁が周年禁止という珍しい規定がある。ニジマスは寒河江ダムから下流の水ヶ瀞ダムまでの区間にかぎり10月31日まで釣ることができる。なお大井沢の二ツ掛橋上流端から上流の見附堰堤までの区間にある支流、滝淵沢・大沢・ニカワ沢・ハタノ沢・蛇バミ沢・ヤナバ沢・ワサビ沢・アミサス沢・姥沢・上ノ沢・行沢・佐渡ノ沢・口黒沢は周年禁漁で、志津の大越川支流である石跳川も周年禁漁。 遊漁券は大井沢の朝日山の家に自動販売機があり、早朝でも買える。大井沢には民宿と旅館が十数軒あるが、ガソリンスタンドがないので寒河江か西川インターまでに給油しておくこと。本道寺には漁協が運営する本道寺釣り道場があり、渓流釣り大会や体験会が開かれている。イワナ・ヤマメ・ニジマスのほか、ブラウントラウトやコーホーサーモンが釣れた記録もある。

管轄漁協:最上川第二漁業協同組合

この川をシェア:𝕏 でシェアLINEで送る

支流・沢18

釣行記272

釣り方:

動画34

この川の釣りに使う道具広告

渓流釣りの定番と、この川で多い釣り方に合わせた道具です。

※ 上記のリンクは広告(アフィリエイト)を含みます。購入により当サイトが紹介料を受け取ることがあります。