
滝山川
広島県
広島県北広島町芸北の山地に源を発し、南へ下って安芸太田町で太田川に合流する支流。流程の途中に中国電力の王泊ダム(仙水湖)と国土交通省の温井ダム(龍姫湖)があり、上流側は標高600メートルを超える高原の川、下流側はダム湖と本流の川と、ひとつの川でまったく性格が変わる。 上流の芸北側では苅屋形川、草安川、才乙川、板村川、大佐川、大暮川を合わせる。国道186号が川沿いを走る区間があり、車を停めてすぐ降りられる里川の顔をしている。1996年にまとめられた芸北町の魚類調査は、この町の川の大部分が柴木川と滝山川の標高600メートル以上の上流域にあたると書いたうえで、柴木川のほうは三段峡が天然の魚止めになって魚類相が切れているのに対し、滝山川は切れていないため生息する魚の種類数そのものが違うと指摘している。 同じ調査の聞き取りに、王泊ダムができる前は海から遡ってきたサツキマスが雲月山のふもとまで滝山川を上っていた、という証言が残る。王泊ダムは昭和10年に完成し、昭和32年に発電所の出力増強のため嵩上げされた。天然遡上のウナギも上流の奥中原あたりにいたが、ダムができてからは絶えたという。 釣りの対象はアマゴで、上流の支流に入ると中国山地だけに住むイワナの亜種ゴギが混じる。地元の書き手は、国道沿いの区間で28センチ級のゴギを上げた記録を残している。 支流にも入る人がいる。細見川は国道186号沿いに流れる小さな川で、大暮川に通う書き手が足を延ばして25センチほどのアマゴを掛けた日と、三百メートルほど釣り上がって数回のバイトにとどまった日を書いている。馬ノ原川は基本的にアマゴの川だが、さらに奥の支流に入るとゴギが出てくるという。大佐川は雄鹿原(おがわら)の平野から奥滝山峡の秘境に入っていく流れで、解禁日に尺を超えるアマゴが上がった実績があり、28センチのアマゴやゴギを釣った記録もある。苅屋形川は滝山川の上流側に入る沢で、リリースサイズが相手になる日もある。いずれも記録の数そのものが少ないため、独立したページは設けていない。 芸北側(北広島町)と下流側(安芸太田町)とで受け持つ漁協が分かれていて、解禁の時期も券も別になる。入る前にどちらの区間かを確かめたい。上流の支流には自然増殖のため竿を出せない区間が設けられているので、現地の看板と最新の案内に従うこと。 読みは「たきやまがわ」。国土交通省の水位観測所は草安の上奥原(うえおくはら)と細見の王泊(おおどまり)に置かれている。岡山県美咲町にも同じ名前の滝山川があるので、検索のときは注意したい。
管轄漁協:八幡川漁業協同組合
支流・沢2
釣行記20
支流の釣行記16
支流の動画3
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