渓流手帖

淀川

秋田県

太平山地の南西面に源を発して西へ流れ、大仙市協和の境で雄物川に合わさる一級河川。雄物川は秋田市新屋で日本海に注ぐ。JR奥羽本線の羽後境駅がある協和の中心地から県道28号へ入り、宇津野からは県道316号に移って淀川沿いに15キロメートルほど遡ると協和ダムに着く。正面に立ちはだかるのは標高1,000メートル近い太平山地の壁になる。この川でいちばん先に知っておいたほうがよいのは名前の話になる。大阪の淀川と字が同じなので、検索がまるごとそちらへ持っていかれる。実はダムの名前も同じ問題を抱えていて、協和ダムはもともと河川名から淀川ダムと呼ばれていたが、近畿地方の淀川と間違えやすいなどの理由から、昭和55年に当時の町名をとって協和ダムに改名した。川そのものの名前は淀川のままなので、探すときは淀川に協和、大仙市、船岡といった地名を足す必要がある。高知の仁淀川と宮崎の大淀川も部分一致で混ざってくる。読みは川と地名で違う。国土交通省の観測所カナ一覧は河川名をよどがわと登録する一方、沿線の集落である下淀川と上淀川はしもよどかわ、かみよどかわと濁らない。観測所は大仙市協和下淀川字馬場の淀川、協和船岡の船岡、協和上淀川字中島の境の3か所にある。釣り場としての性格は、秋田県内の川を1本ずつ釣査しているチャンネルの3本の記録がよく伝えている。下流域を釣った回はマニアック&ストイックな川だったという題で、久しぶりの下流域だったので釣り方を間違えた、本流は釣り上がるものじゃない、と自嘲している。上流域を釣った回は区間を協和温泉四季の湯からからまつ山荘までとしていて、河床が岩盤絡みで釣り上がりにくい、草やクモの巣でなかなかタフな釣りになる、ニジマスも釣れるかと思っていたがヤマメオンリーだった、辛い分いい魚が来た時は疲れが飛ぶ、普通の川に満足できないちょっとMな方は淀川に来てみてはいかがですか、と結んでいる。3本目は春先に国道付近と上流部を釣って惨敗し、上流部も思ったより渓流感があってよかった、と書いた。岩盤底でヤマメ主体、藪が濃く、腕を試される川という像がこの3本で揃う。上流の見どころが大川前渓谷になる。協和ダムのすぐ上流、大仙市協和船岡の大川前国有林の一帯で、大仙市観光物産協会は新緑と紅葉が見どころで、イワナ・ヤマメの渓流釣りのポイントとなっています、と案内している。ダムの上で川は朝日又沢と荒木又沢に分かれ、その二俣から上が源流域になる。ダムの下流側には遅沢、庄内沢、タモギ沢、古種沢が落ち、いちばん大きな支流の荒川はさらに下流で合わさる。この谷には森林軌道が通っていた。大曲営林署宮田又沢林道船岡支線、通称の船岡森林軌道で、大正7年から翌年にかけて建設され、最長期の延長は14,823メートル。宇津野隧道の区間と、滝ノ又沢へ入る滝ノ又支線があった。廃道を歩く書き手が、この区間の特徴は淀川に削られた険しい河崖である、と書いている。淀川沿いの県道はその軌道と同じ川沿いを通っている。同じ内共第11号は、この淀川のほかに雄物川の本流も漁場に持っている。大仙市皆別当長者屋敷の栩平川合流点から、秋田市雄和川添の黒瀬橋下流橋脚までの区間で、そこへ落ちる栩平川、大沢川、土買川、心像川、芦沢川、新波川、藤森川も条文に並ぶ。ただしこれらは平野部を流れる川で、渓流釣りの記録は見つからなかったので河川のページは作っていない。制度は仙北西部漁業協同組合の内共第11号による。漁業権の魚種はあゆ、いわな、やまめ、うぐい、こい、ふな、やつめ、かじかの8種。遊漁の期間はイワナとヤマメが4月1日から9月20日、アユが7月1日から10月31日、カジカが6月1日から10月31日、ヤツメが1月1日から4月30日までと9月1日から12月31日まで、ウグイとコイとフナは通年。全長制限はイワナとヤマメとコイが15センチ以下、アユが10センチ以下、ウグイとフナが7センチ以下、ヤツメが30センチ以下、カジカが3センチ以下。これとは別に秋田県漁業調整規則の第37条が県内一律で、イワナは15センチ超を9月21日から翌年3月20日まで、ヤマメは15センチ超を9月1日から翌年3月20日まで禁じている。きついほうが効くので、実際に持ち帰れるのはイワナが4月1日から9月20日、ヤマメが4月1日から8月31日までになる。漁具漁法は投網が目合1.5センチ以上、たも網が口径1メートル以内。漁場全域で川底をかくはんしてはならないという定めがある。外来魚の再放流は禁止で、オオクチバス、コクチバス、ブルーギル、ブラウントラウトが名指しされている。通年の禁止区域は遊漁規則にふたつある。ひとつは遅沢の、大仙市協和船岡字大川前国有林2018林班地先のオソ沢砂防堰堤より上流1,000メートルの区域。規則はこの沢をカタカナでオソ沢川と書き、漁業権の条文は漢字で遅沢と書いていて、同じ沢を別の字で扱っている。もうひとつは滝ノ又沢の、起点から朝日又沢の合流点までの区域で、これは沢の全区間にあたる。滝ノ又沢は漁業権の条文が漁場の区域として名指ししている沢なので、漁場として免許されていながら遊漁規則でまるごと通年禁漁になっている形になる。条文に名前があることと竿を出せることは別だという型で、秋田では藤琴川、米代川の鹿角地区、玉川に続いて4例目になる。このほか漁場の区域からは、協和ダムの堤体軸から上流500メートルと下流130メートルの範囲が除かれている。遊漁料はイワナとヤマメが日券1,000円、年券6,000円。アユは手釣り竿釣りとたも網が日券1,000円、投網が日券2,000円で、年券はどちらも6,000円。ウグイが日券800円、年券5,000円で投網は日券1,500円。コイとフナが日券800円、年券5,000円。ヤツメが日券600円、年券3,800円。カジカが日券1,000円、年券6,000円。小中学生と身体障害者手帳3級以上は無料、高校生は半額。現場で納めるときは500円が加算される。売り場は大仙市協和下淀川字車田の漁協事務所のほか、協和船岡のたく工芸、豊嶋満商店、ラーメンハウス協和、協和温泉四季の湯、藤原純子、大仙市強首の伊藤商店、刈和野の有竜ガソリンスタンド、秋田市雄和椿川の椿商会、秋田市広面のディーループの10か所。フィッシュパスでオンライン購入もできる。秋田県内水面漁業協同組合連合会の県内共通遊漁券を使うと、内共第13号と第22号を除く内共第1号から第25号までの全漁場でイワナとヤマメが年15,000円になる。秋田県の第五種共同漁業権は、他県のように支流及び小支流という包括的な書き方をせず、漁場の区域を1本ずつ名指しで並べる。内共第11号は21の区間を並べていて、名指しに出てこない川はそのまま漁業権の外になる。名指しの外にある沢では遊漁券は要らないが、秋田県漁業調整規則の全県一律の規定は効く。イワナとヤマメは15センチ以下が周年禁止で、15センチを超えるものも秋から春にかけて禁止になる。漁協の管理する川が4月1日解禁なのに対して、漁業権のない川は県規則の3月21日から竿を出せる。

管轄漁協:仙北西部漁業協同組合

この川をシェア:𝕏 でシェアLINEで送る

支流・沢2

釣行記15

釣り方:

支流の釣行記15

  • 協和ダム(秋田県大仙) - 水辺遍路
    水辺遍路
  • 協和ダム in November | Campanella STAFF BLOG
    campanellafishing.com
  • Go Narumi Outdoor Life Blog [Going my way]美山湖釣り大会
    gouing.blog85.fc2.com

動画3

  • 【ボウズ閲覧非推奨】秋田県淀川を追加釣査!春先は厳し目?【秋田渓流釣り】
    秋田の渓流釣査TV
  • 【渓流釣り】秋田県淀川を追加釣査!上流域は渓流感あり!ただしストイック!
    秋田の渓流釣査TV
  • 【本流釣り】秋田県淀川を釣査!マニアック&ストイックな川だった!
    秋田の渓流釣査TV

支流の動画6

この川の釣りに使う道具広告

渓流釣りの定番と、この川で多い釣り方に合わせた道具です。

※ 上記のリンクは広告(アフィリエイト)を含みます。購入により当サイトが紹介料を受け取ることがあります。