
乱川
山形県
宮城県境の関山峠から西へ流れ、東根市と天童市の境をなして東根市神町で最上川に合流する。国道48号がほぼ全区間で川に沿っているため、宮城県側から関山トンネルを抜けた途端に好ポイントが連続し、国道沿いのいたるところから入渓できる。そのぶん釣り人も多く場荒れは早い。落差があるので歩くのはきつい川だと、1989年にフライの記事を書いた三浦剛資は伝えている。この人がその前年にジョーズホッパーでいちばん釣果を上げた川がここで、真夏の荒瀬に浮力の強いテレストリアルを打ち込むのが効くという内容だった。地元の釣具店は各支流と上流域までイワナとヤマメの混生だと書いており、村山地方のなかでは雪代の収束が早い川として解禁直後から名前が挙がる。職漁師の大場隆太郎は中流部を水温が高い場所として使い、基本はヤマメしか出ないところで尺イワナを釣り上げている。入渓の目印はラフォーレ天童のあたりで、JR乱川駅から歩いて30分ほど。イワナ狙いならさらに上流に入る。区間の目安として悪戸周辺、大滝の上流、沼沢地区から大滝の近辺という三か所が釣行記に出てくる。大滝は国道48号沿いの関山大滝で、落差15メートルの分岐瀑。滝前はゴルジュ状で、滝下から釣り下って砂防堰堤まで戻る釣り方をする人もいる。川は蛇行して所々に深みと瀬、平瀬が入る。乱川は山形盆地で最大級の扇状地をつくっていて、その末端には湧水湿地が広がる。支流は上流から泥沢、柳沢、萱倉沢川、猪野沢川、沼沢川、堂木沢川、蟹川で、天童市を流れる押切川も下流部で合流する。遊漁規則では東根市大字沼沢地内の向田橋の上流と下流それぞれ500メートルの区間が、7月1日から9月1日の正午まで網漁具を使えない。管轄は最上川第二漁業協同組合の内共第6号で、やまめ、いわな、にじますは4月1日から9月30日、さくらますは4月1日から8月31日、あゆは組合が公示する日から10月31日、かじかは6月1日から翌年3月31日、もくずがには9月1日から12月31日。遊漁料は釣りとたも網、すくい網、徒手採捕が1日1,500円、年8,000円で、あゆの友釣りとルアー釣りが1日2,000円、年8,000円。現場で払うと1,000円が加算され、中学生以下は無料。全長制限はこいが20センチ、ふなとうぐいが5センチ、もくずがにが甲幅5センチだけで、やまめといわなには全長制限が置かれていない。同名の乱川という地名が天童市にもあり、JR乱川駅の周辺情報が検索結果を占める点に注意がいる。
管轄漁協:最上川第二漁業協同組合
支流・沢5
釣行記21
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