渓流手帖

大川(阿賀川)

福島県

下郷町から会津盆地へ出て、会津若松市と会津美里町のあいだを北へ流れる区間。地図と国の台帳では阿賀川だが、会津では昔から大川と呼ばれ、釣り人の記録もほとんどが会津大川または大川と書く。会津坂下町との境で会津非出資漁業協同組合の漁場が終わり、そこから下流は阿賀川非出資漁業協同組合(内共第18号)に替わる。上流側は下郷町小沼崎の標柱までで、そこから先は南会東部非出資漁業協同組合(内共第20号)になる。 このページが受け持つのは、下郷町小沼崎から会津坂下町境までのおよそ40キロ。大川ダムの若郷湖、芦ノ牧温泉、大戸町の馬越、会津本郷、北会津町を通り、湯川と宮川を集めて会津坂下へ抜ける。上流側の田島、湯野上温泉、塔のへつり、幾世橋、若水橋、旭ダムは下郷町と南会津町なので、内共第20号の管轄になる。 釣り場としてよく名前が出るのは、上流から順に大川ダム下、芦ノ牧温泉と殿様ヤナ場の前後、馬越の堰、湯陶里の前、本郷大橋と本郷鉄橋、高田橋、蟹川橋、いちばん下流の富川堰。馬越の堰は雑誌にも繰り返し載ってきた尺ヤマメのポイントで、堰の上下どちらにも大型がつく。芦ノ牧温泉のトンネルを抜けた集落から戸草橋を渡ると駐車場があり、そこから河原に降りられる。ヤマメとイワナのほか、若郷湖から遡上する大型のイワナや湖産のサクラマスが出ることがある。 管理は会津非出資漁業協同組合(内共第19号)。事務所は会津若松市北会津町三本松字中大川向27。漁業権の対象はイワナ、ヤマメ、アユ、ウグイ、ウナギ、ワカサギの6種で、渓流魚の遊漁期間は4月1日から9月30日まで、15センチ以下は採ってはいけない。遊漁料は雑魚が日釣券1,000円、遊漁現場での購入2,000円、年券7,000円。未就学児と小学生は無料で、中学生と肢体不自由者と70歳以上はアユ以外の竿釣りが無料になる。つりチケとフィッシュパスの電子遊漁券にも対応している。券は組合事務所のほか、上州屋会津若松店、つり吉、K River's、物井釣具店、山内釣具店、会津美里町振興公社、馬越やなば亭、セブンイレブン会津高田店で買える。 本流には通年のキャッチアンドリリース区間がある。北会津町の蟹川橋から会津大橋までのおよそ1.5キロで、あいだに富川堰(富川頭首工)がある。フィッシュパスの券種もこの区間を「富川堰前後」と書いている。大型のニジマスが放されている。ニジマスの期間は1月1日から12月31日までなので、渓流が禁漁になる10月から翌年3月まで竿を出せるのがこの水系のいちばんの特徴になる。釣った魚は持ち帰れない。針はシングルのバーブレスで、ルアーのフックは1本だけ。ビクなどの持ち込みは禁止で、釣った魚が弱っても川へ戻す。釣りができるのは日の出から日没までで、夜釣りは禁止されている。料金は本券とは別建てで、日釣券2,000円、遊漁現場での購入3,000円。50センチから60センチのニジマスが上がった記録が繰り返し出てきて、60センチ超えも珍しくない。頭首工の上下の流れ込みと深み、テトラの先のかけ上がりが定番のポイントになる。 芦ノ牧には特設釣り場が別にある。スーパーヤマメと呼ばれる大型のヤマメが放され、40センチ超えの記録がある。券はキャッチアンドリリース区間とは別で、フィッシュパスでは特設釣り場専用の雑魚券として売られている。網漁はキャッチアンドリリース区間と芦ノ牧特設区間では禁止されている。 通年で釣りができない区間もある。大川ダムの堰堤から上流と下流それぞれ500メートルは1年を通して禁漁。アユの稚魚を放したあとの4月20日から28日にかけては、蟹川橋を境に区間ごとに3段階で漁ができない日が設けられる。 アユは令和8年が7月1日午前5時解禁で、総放流量は800キロ。高田橋の下流の看板から蟹川橋までがアユのルアー釣りができる区間になっている。 同じ名前の川が多い。那須の大川は那珂川の源流、新潟の府屋大川と伊豆の戸田大川は別水系で、検索では会津大川か阿賀川を足したほうが早い。

管轄漁協:会津非出資漁業協同組合

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支流・沢3

釣行記60

釣り方:

動画30

支流の動画4

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