渓流手帖

鯖石川

新潟県

柏崎市を流れて日本海に注ぐ二級水系の本流。十日町市蒲生(旧松代町)の標高389メートルの頸城丘陵に源を発して北へ流れ、鯖石川ダムの上流0.6キロで石黒川を合わせ、柏崎市高柳町の中央部を流下する。柏崎市安田付近で長鳥川、上原付近で別山川を合わせて向きを西へ変え、柏崎市安政町で海に出る。流域面積277平方キロ、流路延長は約48キロ。二級河川の指定区間は48,098メートルで、水系は39本の二級河川からなる。 上流の山地は第三紀層の泥岩層が分布して地すべりが多く、中流は第四紀層で随所に河岸段丘が見られ、下流は刈羽平野の沖積層になる。流域の65パーセントが山地、35パーセントが水田で、全川にわたって蛇行が著しく、河川水の大部分が農業用水に使われる。夏の渇水が著しい川である。 本流そのものは渓流釣りの川として語られてこなかった。柏崎に住んでこの水系を長く歩いている釣り人は、渓流としてのこの川の評価は聞いたことも読んだこともない、隣の渋海川とよく似たドロ川で、中流で一度竿を出したときは思った通りウグイの川だった、と書いている。上流の泥岩層が濁りの元になっていることが、支流の釣行記でもたびたび指摘されている。同じ釣り人が漁協に問い合わせたところ、少量ながら放流は行っているという回答だった。 したがって釣りになるのは高柳町の支流である。いわなとやまめが確認されているのは、黒姫山(刈羽黒姫山・891メートル)を水源に持つ鬼沢川、黒姫川、西之入川の3本と、鯖石川ダム上流の石黒川で、どれも砂防堰堤で細かく区切られた小渓流になる。 安政橋より下流は漁業権区域の外で、河口はシーバスとキスの投げ釣り場として知られる。高柳町の鯖石川ダム(昭和49年4月1日供用)は農業用水が主目的の多目的ダムで、入り組んだ地形と立木、岩盤、葦の群落が多い山間のリザーバーとして持ち込みのカヤックやフローターによるバス釣りが行われている。堰体から網場までは立入禁止で、洪水期間は6月15日から9月30日まで。支流の境川には栃ヶ原ダムがある。 漁業権は内共第13号で、柏崎刈羽内水面漁業協同組合が持つ。漁場区域は柏崎市地内の安政橋下流端から上流の鯖石川とその支川の全部で、新潟県内水面漁連の遊漁のしおりでは禁止区域と禁止期間はいずれも「なし」となっている。 いわなとやまめの遊漁期間は3月1日から9月30日までの間で組合が定めて公表する期間、全長15センチ以下のいわなとやまめは採捕できない。あゆは6月16日から11月30日までの間で組合が公表する期間で、10月1日から7日までを除く。漁具は竿釣が長さ8メートル以内、投網は1人1ヶ統まで。やな漁業は行ってはならない。 遊漁料は全魚種の手釣・竿釣が日券1,000円、年券6,000円。小学生以下は無料、中学生と肢体不自由者は半額になる。あゆとうぐいの投網は年券8,000円。納付場所は組合事務所(柏崎市石曽根798番地2)と釣具の岸 東港町店(柏崎市東港町6-30)の2か所で、現場で漁場監視員に納めるときは1,000円が加算される。 この遊漁承認証は内共第14号(鵜川)の漁場区域でも共通して使える。1枚で鯖石川水系と鵜川水系の両方に入れるということで、遊漁規則の第6条3項に明記がある。新潟県内水面漁連の県内共通遊漁承認証(年13,200円)でも竿釣ができる。 令和7年度の放流実績は、いわな2,000尾、やまめ3,000尾、あゆ100キロ、こい10キロ、ふな10キロ、うなぎ5キロ。渓流魚の放流量は新潟県内でも最も少ない部類で、糸魚川内水面漁協のいわな38,860尾、やまめ36,270尾とは二桁近い開きがある。 柏崎市の公式サイトのよくある質問は、鯖石川水系の漁業権魚種をアユ、コイ、フナ、ウグイの4種としてイワナとヤマメを挙げていないが、これは2020年1月更新の記述である。県が公表している令和5年7月からの内水面漁場計画、令和6年6月認可の遊漁規則、第五種共同漁業権対象魚種一覧はいずれもいわなとやまめを内共第13号の対象魚種に含めている。 二級河川39本のうち、この水系で河川ページを作ったのは鯖石川、鬼沢川、黒姫川、西之入川、久之木川、石黒川の6本である。長鳥川、別山川、落合川、中倉川、上島川、八重沢川、塩沢川、境川、前戸川、赤尾川、深沢川、高津川、広田川、岩之入川、小清水川、仙納川、会沢川、妙法寺川、坂田川、二田川、鎌田川、藤掛川、田沢川、荒谷川、灰爪川、吉井川、神成川、前谷地川、一の堰川、和田川、中川については、釣行記も遡行記録も1本も見つからなかったため器を作っていない。二級河川ではないが地形図と河川中心線に名前のある とろ川 と 小川入川 も同様である。別山川の流域は刈羽村と旧西山町の平野部で、支流はどれも数キロの用排水路に近い。 検索で取り違えやすい川が多い水系である。田麦川は鯖石川水系ではなく保倉川水系の支流で、上越市大島区を流れる。石黒川は津南町にも同名の川があり、そちらは信濃川水系の中津川支流である。黒姫川は佐渡(旧両津市黒姫)にも同名の二級水系がある。落合川で検索すると東京都東久留米市の湧水の川が大半を占める。境川、深沢川、和田川、田沢川は新潟県内だけで3本から4本ある。

管轄漁協:柏崎刈羽内水面漁業協同組合

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支流・沢5

釣行記21

釣り方:
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支流の釣行記17

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