渓流手帖

五十嵐川

新潟県

三条市の南東、魚沼市との境にある烏帽子岳(1,350メートル)に源を発し、上流で笠堀川を合わせ、八木ヶ鼻の下で守門川と駒出川を合わせて蒲原平野に出て、大平川・鹿熊川を集めながら三条市街を東西に横断して信濃川に注ぐ、流程およそ38.7キロの一級河川である。読みは「いがらし」ではなく「いからし」。漁協も自分のサイトでそう断っており、国土交通省の観測所カナ一覧や河川名辞典が「いがらしがわ」と書いているのは誤りである。 漁業権は内共第10号(信濃川及びその支川)で、この免許を信濃川・加茂川・五十嵐川・刈谷田川・中魚沼・魚沼の6つの漁協が分け合っている。五十嵐川筋を持つのが五十嵐川漁業協同組合で、対象魚はあゆ・うぐい・こい・やまめ・いわな・かじか・にじます。 この川の売りは本流のキャッチアンドリリース区間である。2020年に大型ニジマスの放流とあわせて設定され、2023年からニジマスが通年で釣れるようになり、区間も清流大橋から守門川合流地点までに延びた。ここは完全リリースで、漁協はシングルのバーブレスフックを使うよう求めている。放流は4月に約200キロ、10月初旬に約400キロ、11月初旬に約200キロと年3回行われる。渓流魚の解禁は3月だが、このC&R区間だけは1月から釣りができる。 冬季に釣れるのはこの本流C&R区間だけで、支流や区間外に入ってはいけない。漁協は誤解して区間外に入る人が出ていると注意を出している。 もうひとつ気をつけたいのが白鳥である。中流の鶴亀橋下流にある白鳥の郷公苑は毎年11月下旬から300〜400羽の白鳥が降りる全国でも珍しい川の飛来地で、漁協は鶴亀橋から石月左官工業までの区間について、3月の渓流解禁まで入渓しないよう求めている。10月の放流もこの区間を避けて分散させている。規則ではなく漁協のお願いだが、必ず守りたい。 三条市の田島橋上流端から信濃川合流点までの区間と、その区間内の支流全域は一般開放区で、あゆとにじますを除く魚を無料で釣ることができる(漁具・漁法と禁止期間の定めには従う)。駒出川の五百川端上流端から五十嵐川合流点までも同じ扱いになっている。10月下旬から12月上旬は渡良瀬橋下流のP/L橋から昭栄大橋までがサケ有効利用調査の区間になり、抽選で登録された調査員だけが釣りをする。 五十嵐川と信濃川ではサクラマス釣りが新潟県内水面漁業調整規則で禁止されている。釣れた場合はリリースしなければならず、持ち帰ると6か月以下の懲役または10万円以下の罰金になる。 通年の禁止区域は10か所ある。渓流に関わるのは、北五百川と長野に架かる八木橋の中心から上流200メートル・下流400メートル、長野地内の守門川第2号堰堤の上流端から上流100メートル・下流端から下流200メートル、早水地内の守門川第3号堰堤の上流端から上流50メートル・下流端から下流100メートル、笠堀地内の笠堀ダム下流端から下流500メートル、清流大橋上流の籠場頭首工の上流50メートル・下流100メートル、吉ヶ平地内の守門川第6号堰堤から第7号堰堤までの守門川と、堰江橋上流端の上流30メートルの魚止の滝から守門川との合流点までのアバラシ沢(ここは吉ヶ平フィッシングパークの区域)、そして大谷川源流部の三ノ滝より上流の大久保沢とノゲ沢。このほか信濃川本流の蒲原大堰と大島頭首工、中之口川水門の前後も禁止区域になっている。 いわなとやまめの遊漁期間は3月1日から9月30日まで。にじますは1月1日から12月31日までの通年だが、10月1日から2月末日までは守門川との合流地点から信濃川との合流地点までの五十嵐川本流に限られる。竿は1人1本(こい釣りだけ3本)。全長制限はいわな・やまめ・にじますが15センチ以下、あゆ12センチ以下、うぐい10センチ以下、こい15センチ以下、かじか4センチ以下。 遊漁料は渓流の竿釣りで年4,000円・日釣り1,000円(税込)。遊漁券を持たずに川で漁場監視員から買うと1,000円が加算される。中学生以下は無料、肢体不自由者は半額。新潟県内共通遊漁承認証(13,200円)でも釣りができるが、令和8年から10月1日〜2月末日の冬季はこの共通証の対象外になった。この期間にキャッチアンドリリース区間でニジマスを釣るには五十嵐川の遊漁券が要る。 あゆの友釣りは7月1日午前6時から11月30日まで、ゴロ掛けは9月10日午前6時から。ルアーは9月19日まで友釣専用区間を除いた区間だけで、清流大橋から下流は10月1日から11月30日が禁漁になる。 本流に注ぐ川のうち、大平川・鹿熊川・中浦川・楢山川・大沢川・坂本川・曲谷川・小長沢川・日瑞川・島田川・新通川・親沢川・一ノ沢・布倉川・雨生沢・馬追沢・栃中瀬沢・ガッコ沢・大柄沢・小松沢・田麦沢・冷田沢・滝ノ入沢・金倉沢は、漁場区域に入っているものの釣りの記録が見つからなかったのでページを作っていない。大谷川源流部の大久保沢とノゲ沢は三ノ滝より上流が永年の禁漁区である。

管轄漁協:五十嵐川漁業協同組合

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支流・沢4

釣行記142

釣り方:

動画101

支流の動画45

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