渓流手帖

大谷川

新潟県

五十嵐川の最上流部で、笠堀川との合流点より上を大谷川と呼ぶ。国の河川データはこの区間まで「五十嵐川」の名前で持っているが、地元でも漁協でも大谷川と呼ぶ。 大谷ダムの人造湖は旧下田村の村花ヒメサユリにちなんで「ひめさゆり湖」と名づけられている。イワナ釣り場になるのはこのダムより上流で、車は国道289号の工事用道路を使うため馬追沢出会いの手前の遮断機までしか入れない。残雪が8月中旬まで残ることも珍しくなく、釣期は雪しろが収まる7月からになる。 漁協の案内によれば、大柄沢出会いから岩菅橋までは渓相が比較的穏やかで早い時期には尺上が出る。渇水期以外は遡行できないので工事用道路を使った昇降の繰り返しになる。岩菅橋からブナ沢までは廊下帯で、平水なら遡行できる。ブナ沢上流の堰堤から水量が減って渓相も穏やかになり、落差30メートルの三ノ滝は左岸を巻く。滝上で二俣になり、右が本流の栃中瀬沢。さらに小滝を右に巻いて最後の堰堤を左から巻くと、右がガッコ沢、左が栃中瀬沢に分かれる。水量は少なくヤブが覆うが魚影は濃く、稜線までイワナが生息している。 三ノ滝より上流の大久保沢とノゲ沢は永年の禁漁区で、遊漁規則にも漁場図にも赤で示されている。支流では布倉沢上流の雨生沢が小型ながら魚影が濃く、馬追沢は最奥まで渓相が穏やかなヤブ沢でこれも小型ながら魚影は濃い。鎌倉沢は険悪な渓で、大谷川水系でありながら渓相・岩質・残雪量とも笠堀川水系と同じである。 ブナ沢から馬追沢までの一帯には絶滅危惧種のイヌワシが生息し、工事用道路の対岸の崖ではニホンカモシカも見られる。 同じ「大谷川」は栃木県日光、福島県只見、大分県など全国にあり、それらとは別の川である。

管轄漁協:五十嵐川漁業協同組合

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支流・沢2

釣行記22

支流の釣行記19

支流の動画3

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