渓流手帖

小倉川

新潟県

小佐渡の山から金丸集落で左岸から国府川に合流する支流で、長さは11,768メートル。大久保川、払川(祓川)、宮之河内川という3本の支流を持ち、国府川水系のなかでは支流の枝分かれがいちばん多い。二級河川の起点はトツコウ巻滝とされているが、現地を歩いても見つかっていない。 1964年竣工の小倉川ダムと、その上流に2006年に造られた小倉ダム(通称、朱鷺湖)がある。小倉川ダムは新穂ダムに次いで佐渡で2番目に古い。 平山の滝の下にも上にも堰堤があるので期待されていなかったが、2023年3月18日に堰堤の上流で竿を出したところ、3メートルの滝の滝壺でペアと思われる岩魚2匹が確認され、29センチが釣れた。絶対数の少ない川なのでリリースが要る、と書き手は書いている。 県道181号線の旧道から左岸に流れ込む沢に5メートル以上の滝が3つ見える。木が茂る季節には見えないが、こうした滝も含めて小倉四十八滝と呼ぶのかもしれない、とされている。 国府川漁業協同組合は2018年2月23日に解散を決議し、以後この水系に漁業協同組合は無く、第五種共同漁業権も設定されていない。新潟県の内水面漁場計画で佐渡島に置かれている漁業権は内共第22号の羽茂川ただ一つで、国府川水系はそこに入らない。したがって遊漁券は要らない。ただし管理する母体が無くなっても新潟県内水面漁業調整規則は県内のどの川にもかかるので、いわなとやまめは10月1日から2月末日までが禁漁、全長15センチ以下は通年で採捕できない。解禁が3月1日であることは漁協があった頃と変わらない。 放流をする組織が無いので、いま釣れる魚は自然に再生産されたものか、漁協時代に放流された魚の子孫ということになる。国府川水系の岩魚の稚魚は魚野川あたりから持ってきたものだと漁協関係者が話しており、島外の系統が混じっている可能性がある。漁協が解散してからは山女魚の姿が消え、残った岩魚も源流部で細々と生きている状態が続いている。数が少ないので、持ち帰る数は自分で決めるほかない。

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支流・沢4

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