
内川
宮城県
宮城県丸森町と福島県相馬市の県境に源を発し、筆甫の集落を抜けて北へ流れ、丸森の町なかで阿武隈川に合流する。長さおよそ18キロ、流域面積105.84平方キロ。途中で左岸から五福谷川と新川を合わせる。上流部は地元で筆甫川とも呼ばれ、遊漁券の案内にもその名で出てくる。山地部には花崗岩が分布していて、川底にいろいろな色の石が転がる。不動尊公園ではこれを五色石と呼んで子供に探させている。この水系の渓流釣りの中心になる川で、対象はヤマメ。太平洋側の低い山を流れるので雪代の影響がほとんどなく、三月の早い時期から竿が出せる。里川のような穏やかな場所と、大岩が続く山岳的な場所の両方を持つ。支流が多く、地元の釣り師でなければ入渓点を見つけられない沢もある。いちばん知られているのは中流の不動尊公園キャンプ場前で、夕方の時合いが良いとされる。自然石を積んだ護岸と親水遊歩道が整っているので、子供連れでも川に降りられる。川ごとにヤマメの模様が違うと地元の書き手が記録している。淡い紅の差すもの、パーマークが二段に並ぶもの、まだら模様の強いもの。まだらの出る川は一本しかないという。上流の上滝には一の滝、二の滝、三の滝が連なり、まとめて不動滝と呼ばれる。そのそばに愛敬院があり、けわしい岩場は昔の修験の行場だったと伝えられる。さらに上流には落差十五メートルの清滝がかかる。2019年10月の台風19号では、源流の筆甫で総雨量594.5ミリを観測した。それまでの最大だった418ミリを大きく上回る雨で、流域では土石流と渓岸侵食が起き、下流で大規模な氾濫が発生した。このとき流れ出た石はおよそ一万八千個が拾い集められ、丸森町の石工の手で護岸として積み直されている。同じ名前の川は宮城県内にもう一本あり、加美町の鳴瀬川水系を流れる内川は魚取川とも呼ばれる。栃木県の矢板、神奈川県の山北にも同名があるので、検索するときは丸森を足したい。
管轄漁協:宮城県阿武隈川漁業協同組合
支流・沢2
釣行記6
支流の釣行記3
動画1
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